あの独特の
閉塞感、冷え、淋しさ、疎外感、暗さ、...
そして沈んでいく気持ち
その孤独は友達ではない
誰にでもある、元々存在したモノ
きっとそれが、普通の状態
だから、
素晴らしい曲と
素晴らしい話と
素晴らしい人と
素晴らしい出来事と出会った時
心が温まるんでしょ
冷えた心は病気じゃない
なんだって元々冷たくて、温めるのに時間がかかんだから
核たる心臓が脈打つ
カサブタでは塞ぎきれない熱い血潮がうねる
膨大な空気と水を操る
生命の根本に立ち、未だ衰える事を知らない流動を誇る
この大地を支配する、1つの神にて1つの生命
名は
地球
未来は姿を変え今になる
未来そのものに出会える事は無い
今が過ぎれば過去になる
過ぎた過去に出会える事は無い
だから、今という数字に表すことも儘ならない一瞬を生きる
誰かの為に自分を犠牲にできる人は
この世界にどれくらいいるのでしょうか?
誰かの為に一生懸命になれる人は
この世界にどれくらいいるのでしょうか?
自分の気持ちを大事にして。
誰かの言葉に流されないで。
自分の気持ちを尊重する。
それは勇気のいる事かもしれない。
だけど
そのちっぽけな勇気で
そのちっぽけな言葉で
誰かを救えるかもしれない。
今一人でいる人に
寂しい思いをしてる人に
私は言葉をかけられるような
立派な大人になりたい。
「あけましておめでとう。
久しぶりねえ、りょう君。
いまお仕事なにしてるの?
あらそうだったわね〜、ごめんなさい。
昨日はね、孫太郎が熱出しちゃって。
かわいいわよう、孫はね〜。
これ朝四時に起きて作ったの。
あ、じかに箸つけないでくれる。
いま分けるから。
ふん。ふん。ふん。
ところでカナがね〜、誕生日に財布プレゼントしてくれたのよ。
見る?
そんなに高いものじゃないけど。
デザインがいいでしょ。
向こうのご両親がまた素敵なひとなのよう。
こっちの親戚なんかよりずっと頼れるわ。
ところで孫太郎が最近習い事始めてね。
いまはね〜、もう三歳から習い事なんて当たり前だものね〜。
お金かかるわよう。
カナもたいへんよもう、まいん……っちお弁当だから。
自分と子どもとアキラさんの分も
。
もう、まいん……っち。
正月休みは?
ライブ。
カナもね〜、高校生のころピアノリサイタルしたことあるの。
この間カナと孫太郎でショッピングモール行ってね。
ばあば、ほらあれなんだっけ。ゲーム。発売日だよって。
買ってあげるしかないじゃないの。
ちゃっかりしてるでしょう。
向こうのご両親が犬五匹も飼ってるのよう。
犬だけの部屋があるんだって。
経営者だからね〜。
ケンちゃんの店なんて閑古鳥よう。
近くにファミレスできちゃったからね〜。
お姉ちゃんも三人大学出したけど。
孫がいないんじゃあ寂しいわあ。
どうして結婚できないのかしらねえ。
えっ。
ああ、だから昨日は孫太郎が熱出しちゃってお金おろせなかったのよう。
ごめんなさい。月末必ず返すから。
ほんとごめんなさいね〜。」
大好きなんです
声も優しい笑顔も君の背中も
でも一番、部活の中の君が好き
初詣は寺に行くものだと思ってたわたしに
寺でも神社でもいいんだって教えてくれたあなた
境内までの長い列
ポケットで手をあたためてくれた
思わず泣き出したわたしの口の中に
わけもきかずたこ焼きを放り込んだ不器用な優しさ
唇やけどして泣き笑い
初詣はカルガモ神社
ふられたわたしに神さまがくれた新しい出会い
初デートはカルガモ神社
願いごとはひとつだけ
賽銭箱に百円入れて
ポケットの手を握った