「戦え!」、禍々しき巫女が言った、少女が、従者に向かって歩み始めた、従者は身構えた、少女はホルスターの中から、ナイフを3本取り出した、「...やれ!」、禍々しき巫女が叫ぶと同時に、少女は従者に飛びかかった...
一瞬だった、従者は、なすすべなく、その場に倒れこんだ、もう死ぬか...、と従者が覚悟した時、叫び声が聞こえた、」待ちなさい!うちの従者に何してくれてるのよ!」、「お嬢...様...なぜ...ここに...」「ここ最近、あんたの様子が、なんか変だったから、つけてきちゃった、まぁ私ならあいつに勝てるだろうけど」、「お嬢様、こいつは、だめです!強すぎます!」、「ふん!あんたに居なくなられると、こっちが困るの!」、禍々しき巫女は、少女に命令した、「あいつもやれ!」、少女はナイフを1本投げた、お嬢様は、ひらりとかわした、彼女は吸血鬼だった、少女は、吸血鬼に向かって歩みよった、少女の回りに、コウモリがより、たかった、少女は大量の血を吸われた、致死量は越えていた、コウモリは人の形に戻った、「さぁ、帰るわよ」、「はい...お嬢様...」、そこにはもう、巫女の姿は無かった...
少女は湖岸をさまよっていた、「もう...死ぬのか...」、そこに、黒い竜が表れた、「貴様を生き返らせてやろう、かわりに...俺と契約しろ...」、「契約とはなんだ」、「お前を仮面契約者(ライダー)となる力を与えよう、その代わりに俺の飯をよこせ、そうだなぁ...肉をたらふくよこせ、2日に1回だ」、「人は食えるか?」、「いいだろう」、「ならば、契約しよう」、「よかろう...」、彼女は、竜の吐いた、黒い炎に包まれた...
彼女は自室で目覚めた、あれは夢だったのだろうか...、彼女はまだ、気づいていなかった、ホルスターの下、黒い竜の刻印があるということ、黒い竜の力を宿す、戦士に変身出来るということに...
ある少女が目を覚ました、私は何をしてたっけ、と思いながら体を起こした、「とりあえず、顔を洗う...か」、そして洗面台の前に立った、その顔は、あの従者と瓜二つだった、違うのは目の色が赤ということだけだ、「はぁ...すっきりした...」、彼女は、目覚めた部屋に戻った、部屋にあったナイフに手をかけて、太ももにあるホルスターにナイフをしまった、「今日もやるか...」、彼女はどこかへと向かった...
従者は悩んでいた、今日は、新月の日、生け贄は何にしようか...、お嬢様ったら、久々のパーティーだからって、張り切りすぎですよぉ...、うーん、どうしよう...
少女は、とあるバーにいた、獲物を探していた、裏の世界の者なら、彼女を見たら、まず、畏怖の目を向けるだろう、彼女は、独りだった、だから、あの快楽に堕ちてったのだ、彼女には感情が無かった、いや、正確には、欠落していたのだ、ふと彼女は何かに呼ばれた気がした、「獲物もいないし、まぁいいか...」、そう呟き、そのバーを後にした...
従者は、あの、禍々しい巫女と契約を交わした場所にいた、彼女の手には、紅茶のカップが握られていた、彼女の淹れる紅茶は絶品だった、あの巫女が表れた、ギリギリで侵食を免れている様子だった、従者はそこに紅茶の入ったカップを置いた、巫女は、完全に侵食されていた、禍々しき巫女 は、猛り狂った、「足りん、もっとよこせ!」、「今日はこれが限界なのです」、「ならば...沈めてやる...こい!我が僕よ!」、そこに、あの少女がいた、従者は戦慄した、そこにいたのは、狂気に満ちた自分だったのだから...
追いかけても
決して近づけない
変わらない2人の距離
まるで
月のようね
幸せなことがあっても
そのうち来る「不幸」が怖くて
幸せから逃げてしまう
霧の中の幻 幻の中の霧
何が本物か 分からない
それが恐くて たまらない
霧の中に幻が あるのなら
幻の中に 入らなければ
良い けれど
人間は幻の中に ある誘惑に
負けてしまう しかし
己を鍛えれば 入らずに済む
幻の中に霧が あるのなら
幻の外へ出る 必要がある
幻の中に 入ったら
なかなか 外に出られない
幻は己の欲の 塊だから
霧が晴れても 我らの旅は
終わらない 本物と
思ってた 物が
偽物かも しれないから
あぁ、まただ。
また大切な人を1人傷つけた。
また、自分から拒絶して大好きな人を失った。
何回目だろう。
もう嫌だ、
涙が溢れた
でも、泣いている私に突然降ってきた声はあまりにも優しくて。
また涙がこぼれた。
だれか私を止めてください
わがままかもしれないけど、
"大丈夫"って言葉がほしかった。
生きる意味って何ですか?
人生、ツライ事ばかり。
『もう疲れた』
そう思うこともある。
生きていたくないけど、死にたくもない。
不思議な感情が湧いてくる。
きっと、生きる意味を探し続けることだろう。
答えに辿り着くかは分からないけど。
いつも寂しい
それは
恋人がいない寂しさじゃなくて
友達がいない寂しさじゃなくて
よく分からないけど
寂しい
いつからだろう
私は変わってしまったのだろうか
そういえば中学の時
“ともだち”に裏切られて
ひとりぼっちになったっけ
悲しかった
つらかった
人間不信になった
心の底から信じることができる人
今はいない
だからかな
すごく寂しいよ…
今宵、あなたの眼前に広がる夢は
瞼の裏か、はたまた
未来への道のりか。
広げた腕をおろすのは
広げた先でやってみてからでも
何も遅くはないのだ、と遠く彼も言っている。
やる前の恐怖は、
それまでに失敗を覚えたから。
だから覚悟になるのだ、と異なる母国も言っている。