「薊。」
静かにおじさんが呼ぶ。
薊の様子が変わったら。
「…てやる…。」
「…薊?」
おじさんの呼びかけには反応しない。
「…殺、してやる…。」
「薊。」
少々きつい口調だ。しかし、薊は叫ぶ。
「殺してやる!人間共みんな‼消し去ってやる!」
「薊。」
大きな声を出したわけではない。しかし、子供を黙らせる迫力は果てしなかった。
「落ち着け薊。
薊の気持ちは十分わかる。だが、子供のお前さんに何ができる。…別に薊のことを止めやしない。だが、今行ったところで殺されて終わりだ。母親のようにな。」
あえて辛い言葉を入れて怒っていること、薊にも伝わる。
「お前さんの目的は何だ。」
「…母様を殺した、人間全てを消すこと。」
齢四歳の少女がいう。
「そうか…。」
おじさんは特に何とも言わない。
「朔はどうだ。」
答えられなかった。
君の瞳にはいつも太陽が昇る。明るく燃えるその太陽は、私の瞳を貫き 心を暖める。燃える太陽がいつまでもそこにあり続けますように。
お知らせです。
四回ほど投稿している14話目が載らないです。たぶん、原因は私にあります。
物騒な言葉を連呼しているものですから…(苦笑)
夜までにのらなかったら、もしかしたらそこをとばしてしまうかもしれません。
工夫してもう少し品のよい言葉になるように頑張ります(¨;)笑
溶けるくらい甘い、でもたまに苦い。こういう飴も悪くはないが、甘さで溶けていきたい、苦いところを、半分にして、甘さで上塗りしていたい
名言は成功者の言葉。敗者の言葉は決して残らない。
しかし、真の名言は成功者の言葉ではなく、自分にかけられた言葉一つ一つ。
自分を支えた言葉、一つ一つだと思う。
モンスターの処理ももうじき終わりかけていた
「これで終わりだ!」
FINAL VENT!
リュウセイが出て来て、レイナは はっ とした
そして気付いたら涙が零れていた
「リュウ...セイ...何で...貴方が...ここにいるの...?」
モンスターは全滅させた
そして、リュウセイは自分の名を呼ばれたのに反応するように鏡面から飛び出した
「リュウセイ...リュウセイ...!」
「貴女は...一体...」
「リュウセイ...忘れたの...?私よ...プリンよ...」
「貴女が...姫様...あの!プリンプリン王女...?」
レイナは泣きながら頷いた
「私は貴方と別れた後、私は良くわからない星に降り立ったの...そこも楽しかったわ...あの時の出来事までは...」
レイナは涙を拭ってから話を続けた
「宇宙の侵略者が星に降り立ったの、みんな必死に逃げて...私は逃げてる途中で不思議なものを見たの...」
レイナはそれを生み出した
カーテンのようなそれは、向こう側に違う世界を見せていた
「これは、本当に違う世界に通じてる...これに入ったの...そして...ここに来て...あの人に拾われた...」
「姫...あの人...とは?」
「天津...神禍...あの人は恩人でもあるの...」
「200年程前に落ちてきた神々しいあれか...」
「レイナ...この名前もあの人から貰ったの...あの人に育てられて...あの人は、長い眠りに着いた...リュウセイ、貴方はこの世界にいつからいるの...?」
「あれから...400年...ここにおります...」
「私より前に...でも、リュウセイは強いからね」
レイナはリュウセイに近付いていった
「リュウセイ...!」
レイナはリュウセイに抱きついた
リュウセイはとても心地良さそうだった
「姫...私もとても心配でした...貴方と離れてから、使命を忘れたことは一時たりともありません...!」
2人が世界を溶かしていくようだった
シンジとオラクルはその様子を、微笑ましく見守っていた...
今よりももっときらきらワクワクしていた過去に
寄り添ってみたら
あまりにも心地がよくて
抜け出せなくなってしまった
あの時の空の色は今でも覚えていて
あの時の気持ちも思い出せる
でもね、今ではその記憶が私を傷つけてしまうから、もう少し大人になったらあの場所に戻ってみようかな