午前7時前、四畳半に沈んでる。
たった数時間を振り返り、
無理矢理に短針を回したくなって、
それも面倒くさくなって、
毎秒をただ無駄にして。
遠い遠い夜を待つ。
時計が止まる時を待つ。
死にたい衝動。
生き延びてしまった後悔。
必死に続けた唯一のこと。
十数年間続く、ぎりぎりの葛藤。
限りなく透明に近い嘘で
自分をコーティングしてたことに気づく
頭のいいフリ、考えてるフリ
運動が好きなフリ、元気なフリ
透明を塗りたくった汚い自分が
硬化していくのが感じられた
冷たかった、寒かった
暗かった、窮屈だった
全部あなたに近づくための嘘
全部あなたに近づくためのフリ
どれだけ透明になったとしても
あなたの目には届かないことさえわかった
だから、嘘をついてることに嘘をついた
笑った
壊れないように笑った
貴方が笑ってくれるから
嘘でも嘘でも笑った