友達とカラオケにいった。
友達と放課後遊んだ。
元部活の仲間と部活に顔出しにいった。
友達と学校の休み時間に恋バナした。
机に落書きしたり、長電話してみたり、
手紙書いてみたり、
そんな保証されていたなんてことない時間が
もうすぐ無くなってしまう。
なんてことないはずなのに、切なくて、寂しくて、終わりたくなくて。
まだみんなといたいな。
ガウンの下に不安を押し込め
キャップと共に投げ捨てたモラトリアム
免罪符を失くして私は
どうやって進めばいいのだろう
空を
白い狼が走っている
ふとみると
その可憐な形が崩れている
貴方の一生はそんなに短いのか
どうしても、甘いいちごジャムが食べたくて、
いちごを探したのだけど、どこにも売ってなくて。
たまたま、道で見つけたいちごに似ている果実を摘んで帰ったら、
おばあちゃんに「これじゃ、いちごジャムはできない」
と、言われたのだけど。
僕は、この果実を捨てることができなかった。
やることがない じゃなくて
ホントはやりたいことがあるけどやる気が湧かない じゃないの?
やりたいものの前にいって やればいいのに なんでやらないんだろうね?
時間だけが無常に過ぎていく今 何にもしなくていいの?ホントにいいの?
何でもいい 何かしよう!
寝る ゴロゴロする以外で!
いくらゴネても時間は戻ってきてくれないよ?過去の神ウルドも過去は変えられない
でも未来の神スクルドは可能性を複数見つけてくれる スクルドは云う「これからの時間を大切にしよ!ウルド姉もヴェルダンディ姉も過去と現在の努力はしっかり見てくれてるし!未来を決めるのは君次第だよ!」
ps.スクルドさん早く救済してくれませんかねー?
フェンリルなんてどうでもいいから運営はスクルドを強化しておくれ
私はどこにも属さない。属さないということにすら属さない。ふと思い付いたこの無所属への憧れを私は必死に模写する。白いキャンパスにB2の鉛筆で濃く描く。書道室の、白く淡い墨が流れるような光が沸々と沸きだし、私以外を満たしていく。
白かったキャンパスは汚れていく。私に汚されていく。私はりんと姿勢を正し、睫毛の伸びきった瞳で無所属を模写する。私の胸が膨らんだ頃に私は髪を伸ばすことをやめた。私の髪が色めき立つ頃に私は口紅を塗ろうと思う。私はそうやって関わっていたい、何事にも。りんと姿勢を正し、背徳的な行為に耽っていたい。口を真一文字に結んで、暖かい季節が過ぎ去るのを待ちたい。私は高校生でいたい。私は清く正しい学生でありたい。木の枝をはむ様な恋をして、ガチャガチャの愛憎を思い出にしたい。私の髪が色めき立つ頃に私はもう一度待ってみたい。
木造のドアをガタガタと鳴らし後藤田が書道室に入ってきた。私は振り返り、にへら、と笑う。後藤田は、仏頂面を構えて見下ろす。後藤田の無骨な肉体を見上げる。変態的な愛はいらない。私は無所属を振り返らない。