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鮮やかな紅

あなたを信じきれなくて傷ついた
あなたを裏切って傷つけた

まっすぐにぶつかることは
なんて難しいことなのだろうか


笑ってごめんね、と言うのは
なんて難しいことなのだろうか


ぐしゃぐしゃの手紙と
熱くなりすぎたスマホの熱が
痛くて手に残る



いい加減に終わらせたい諍いの
出口はどこにあるのでしょう


口を開いても声は出ない
打とうとしても指は震える
勝手に溢れた涙に溺れて息を止めた



どんな数式も、化学式も文法にも
解決方法を見いだせずに破り捨てた参考書



君に向けてたナイフを思わず自分の喉元に当てる



鮮やかな血が白薔薇を染めていくのを
片目で捉えて微笑んだ


消えそうな私に差し伸べられた手は
いつものあなたの手


左にナイフを 右手にあなたを

足元には紅と白の薔薇を並べて


二人で生きよう、と覚悟を決めた

3

musicgame in gamecenter

それらは大体奥にある。
一見近づいてはいけないような雰囲気。
その中に身を投じる背徳感。
なかなかスリリングである。

チュウニズム、
maimai、
ポップンミュージック、
ジョイパッド、
グルーヴコースター。
それらの刺激的な誘惑。
βエンドルフィンでさえそれを凌駕出来ない。

リズムと言う名の波に身を任せて、
BMSを奏でる。
xi、
削除、
ice、
Sta。
彼らは常に人々に挑戦状を突きつける。
人を辞めろと。
私達はその中で理性を保ち人間で居なければならない。

それが、

音ゲーという物。

0

今日

今日がいま始まる
思い足を引きずって

今日はまだ長い
眩しい陽を動かして

今日がもう終わる
なにもかもシャワーに流れて

明日にやっと向かう
今日の心は閉じこめて

夢がまた始まる
今日の僕を引きずって

今日がまた始まる
昨日をただの過去にして

今日がまた始まった
時間と他人に流されて

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ねて、手を伸ばす
届きそうで届かない、空
空は晴れも曇りも色々ある
私の人生と一緒で

1

はろーわーるど

ハローハロー やあ、世界
こんな僕も君の中にいてもいいかい?
すばらしい世界

ハローハロー なあ、世界
いつだって誰かの誕生日で命日なんだろ
すばらしい世界

たとえば僕らは神様のワイン袋で
今もそれがそこら中で弾けて 大地を舗装しているんだとしたら
僕はあらゆる毒薬を飲みほして 弾け飛ぶ日を夢に見るよ
あの聖なる愚かな酔っ払いに 不幸な目覚めの時間を

ハローハロー 美しい世界
それでも僕は今ここにいるんだ
すばらしい世界、神様の吐いた反吐

死にたいよ、でも今日じゃない

0

いつもそうだ。

誰のことも、ほんとは嫌ったことなんかなくて。
大好きで、大好きで、仕方ないのに。
素直に大切だと言えなくて、ほんとは味方になってほしいと、ちゃんと伝えられなくて。
もう傷つくのは嫌だって、ほんとは逃げてるだけだって。わかってるよ、わかってるけど。
結局素直になれなくて、傷つくぐらいならと自分から突き放してしまうんだ。
ほんとは気づいてほしくてたまらないのに。
大好きだって、大切だって、心のなかで叫ぶばかり。
相手のことまで傷つけて突き放すのは、いつも僕の方だ。
それでいて、歩み寄る方法を知らないんだ。

2

綺麗事。

綺麗事だけでは生きていけない。
でも、綺麗事を忘れて生きていくこともできない。

どちらもあるから、現実を無理に美しくデフォルメするだけじゃなくて
時折、自分が美しいと思うことを思い描く。
それだけでも十分な気がしてしまうのだ。

2

本日の魔法講座 その256

傘、
めいっぱい
空に向けて歩けば ほら
濡らしたくないのは
足下だけじゃなくて

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今、何してんのさ。

最近の小学生は生意気だ。
一丁前に世間体を気にしてる。

最近の中学生は生意気だ。
一丁前に明日の我が身の心配をしてる。

最近の高校生は生意気だ。
一丁前に人生について語ってる。

そんなの今の内は全てどうでもいいんだ。

世間体を気にするのは
頭が薄くなってからで十分。
明日の我が身の心配をするのは
腰がひん曲がってからで十分。
人生について語るなんて
息絶える直前で良いんだ。

若い内なんてただ毎日を
全力で笑って
全力で泣いて
全力で踊って
全力で歌って
全力で叫んで
全力で生きるもんだ。

今を
楽しもうよ...



若いんだからさ。

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てくてくてく、僕は歩く、途方もない道を
てくてくてく、僕は進む、彼らがたどった足跡を
てくてくてく、僕は望む、明日に明日がある事を

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無題

人は終わりが見えても、絶望の縁にたたされても、清く正しく美しく、生きれるのだろうか。

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無題

隠し味は一滴の蜂蜜
繊細な味覚の君は
花香の鋭さが苦手だから

君の初めてのケーキを食べた日から
馬鹿みたいに何度も何度も
紅茶の淹れ方ばかりを覚えた
そんなこと きっと君は知らないね

お揃いのカップにミルクを半分
濃い目に仕上げたノンフレイバーと
たっぷりの愛情を縁まで満たすの
そしたら君は馬鹿って呆れるけど
零さないように そっと唇を寄せるんだ

その顔が見たくてしてるだなんて
言ったら君は馬鹿って怒って
暫くケーキを お預けにされるから
それは秘密にして 今日も

君が大好きで大好きな
ほんのり甘いミルクティーを

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負けないんだ

恐れと戦い
光をつかみ
未来を
指し示す

そんな小さな子供がいました

小さな子供は、太陽を見ました。
心の奥底から
この太陽を伝えてなくてはならない
と強く強く誰かの声が湧いてきます。

小さな子供は
あきらめないでしょう