てくてくてく、僕は歩く、途方もない道を
てくてくてく、僕は進む、彼らがたどった足跡を
てくてくてく、僕は望む、明日に明日がある事を
人は終わりが見えても、絶望の縁にたたされても、清く正しく美しく、生きれるのだろうか。
隠し味は一滴の蜂蜜
繊細な味覚の君は
花香の鋭さが苦手だから
君の初めてのケーキを食べた日から
馬鹿みたいに何度も何度も
紅茶の淹れ方ばかりを覚えた
そんなこと きっと君は知らないね
お揃いのカップにミルクを半分
濃い目に仕上げたノンフレイバーと
たっぷりの愛情を縁まで満たすの
そしたら君は馬鹿って呆れるけど
零さないように そっと唇を寄せるんだ
その顔が見たくてしてるだなんて
言ったら君は馬鹿って怒って
暫くケーキを お預けにされるから
それは秘密にして 今日も
君が大好きで大好きな
ほんのり甘いミルクティーを
恐れと戦い
光をつかみ
未来を
指し示す
そんな小さな子供がいました
小さな子供は、太陽を見ました。
心の奥底から
この太陽を伝えてなくてはならない
と強く強く誰かの声が湧いてきます。
小さな子供は
あきらめないでしょう