愛は世界を変えられないかもしれない
夢は世界を変えられないかもしれない
花は世界を変えられないかもしれない
鳥は世界を変えられないかもしれない
風は世界を変えられないかもしれない
月は世界を変えられないかもしれない
君は世界を変えられないかもしれない
僕も世界を変えられないかもしれない
―――――変えられるかもしれない
あなたを救えるのかもしれない
これから学校はなれちゃうんだ。
毎日顔見れなくなるんだ。
入学式、アイツはいないんだ。
また、会えるよね。
学校じゃない何処かで。
みんなが笑う
君も笑う
みんなが泣く
君も泣く
みんながするから
君もする
君は誰なの?
恋し 恋風、ふわりと香る
あなた 何処から来ましたか と、尋ねるわたしはあの町生まれ
スカートの裾を持ち上げたりして 足首撫でるゆるい風を切る
ささめく桜の花弁が、耳元掠めて去っていく
脚先 日向に浸して待つ人
生まれてはじめて恋をした人
寝転ぶ草木に育てられたあなた
足もとが軽く おぼつかないのだ
甘やかな声に振り返る
まるで 年をとるのを否定するように、赤い靴のかかとがキュッと鳴る
恋し 恋風、ふわりと香る
あの街 どこかで お元気ですか
「人としてどうなの」「かわいそう」
他人事をつぶやく 何もわかっでいないのに
「ざまあみろ」「バカげてる」
拡散する 共有する くだらない話が泳いでいく
妙な癖だ 誰も幸せにならないのに
みんな 流して 流して 流して 流して
臭いガスがまた今日も排出される
キミは中学の時に大分から、ボクが住む宮崎に転入してきた。ボクはキミに一目惚れした。
人見知りで静かな人だと思ってたけど、仲良い友だちの前ではよくしゃべってて、そのギャップがさらに好きになった。
ボクはキミの大分のしゃべり方と声がとてもかわいいと思った。
同じクラスになることがなく、話すこともないまま卒業を迎えて別々の高校へと進学した。
でも、降りる駅が一緒で帰り道も途中まで一緒だった。
話しかける勇気がボクにはなかった。でも帰り道が別れるところで勇気を振り絞って名前を読んで「じゃあね❗」とひとことだけいって手を振った。
キミは手を振り返してくれた。ちょっと照れてた。嬉しかった。
たったそれだけのことだけど、今までで一番ってくらいに勇気を出した。
まだボクはキミのことをあまり知らない。だから知りたい。キミにもボクのことを知ってもらいたい。
今度はキミに話しかけてみよう。
もしも君が星になるその日が来たら、きっとすぐに見つけ出してみせると約束したのに、涙で滲んだこんな視界じゃあ、どうにも時間がかかってしまいそうだ
針を1000本飲み干したら、帰ってきてくれるかい
ねえ、ねえ