時は縄文、とある村での出来事...
「獣人だ!みんな、逃げろ!」
獣人と呼ばれる、獣が二足歩行になったような種族がいた
彼らは数々の村を襲い、獲物やら村人やらを貪っていた
彼らは仕留めに来た村の戦士たちをものともせずに薙ぎ倒していく
「やめろ!もうやめてくれ!」
ユウスケ、平和主義者の戦士には向いてないような戦士だ
「オマエモクッテヤル...!」
「ユウスケ!」
村人がユウスケをかばう
だが、意味無く吹き飛ばされる
「ゲンさん!グワァ!」
ユウスケは吹き飛ばされて、気を失った...
声が聞こえる
お前は...戦士か...
「誰?確かに俺は戦士だ」
お前に宿命を背負う強さはあるか?
「わからない...あなたは誰なんだ...!」
試してやろう...我が名はアマダム...宿命の戦士...
ここで声は途切れた...
ユウスケが目を覚ますと、そこは家だった
ユウスケが体を起こすと、痛いくらいの静けさが広がっていた
「あれ...?みんな...?」
取り合えず外に出てみる
獣人に荒らされた後、生臭い臭いが鼻をつく
横を見ると獣人が一人、こちらを凝視している
「なんでだよ...何でこんなことをするんだよ...!」
「ダマレ...!」
獣人はユウスケに向かって襲いかかってきた
その時...
何かが体を守った
良く見ると、腰に何かが巻き付いている
「なんだ...これ...」
「オマエガクウガ...ダト...」
「クウガ?これの名前かな?」
「クウガは...シュクセイスル!」
再びユウスケに襲いかかる
ユウスケが死を覚悟した時、ベルトが光る...
ユウスケはなにか大きな力に包まれるのが分かった
肉体が変化し、ユウスケは仮面ライダークウガとなった...
日々過ごすうち
徐々に霞んで消えゆく光
あの時見えてた輝きを
今は振り返って目を細めて
遠くから眺めてる
いつからだ
見失ってしまったのは
いつだって光は
あの頃となにも変わらず
僕らを包んでいるというのに
自尊心、劣等感、困惑、渇望、
太宰を読んだって何者にもなれない
以上も以下もないひとつの心
唯一になりたくて、なれなくて
自分が嫌いで、でも甘やかして
僕らは何処へ行きたいのだろう
涙を流してしまうのは、
哀しいからや、
悔しいからじゃないんだ。
その後に笑うために泣いてるんだ。
全てを洗いきったその顔で。
笑うための今の涙さ。