出来るだけ君の目を見て
出来るだけ僕の声で
出来るだけ精一杯の思いを
出来るだけ伝えたい
そう、僕ならできる事だよ。
ある朝 黄色い陽射しに照らされて
貴方は するりと 益荒男になった
ある朝 黄色い陽射しに照らされて
貴女は するりと 手弱女になった
ある朝 皆を照らした黄色い陽射しは
私を暖めようとはしなかった
黄色い陽射しがそっぽを向いた
其処に生まれた影の中で
何者にもなれなかった私は胎児の形で
孤独を胸に減り込ませている
流した涙は羊水へ溶けて
私の肌をひりつかせた
飴を差し出したての可愛かったときを
いつしか思い出せなくなる日が来るから
写真に残しておくのが唯一の逃げ道だとして
手はいつも差し出されていたこと
瑠璃色になって初めて気付いたんだってこと。
君は知っていたかい。
逃げ出す方法を教えてあげる。
それは、行動すること。
どう逃げようか、立ち止まって迷っているなら、すぐに走りだそう。
正しい方向かどうかなんて、行ってみないと分からない。だったら、全力で決めた方へ。夢中で走れば、こわくない。