前人未踏の地に初めて人が足を踏み入れた時観衆は、あれこれ難癖を付けていた前人未踏の地から足跡をつけた人に讃頌讃美を捧げるようになる
「雨の日って嫌いなんだよな」
「…知らないわよ(笑)」
そんな会話から始まった、私たちの雨の日。雨ってじめじめするし、気分はイマイチ乗らないから、私も雨の日は嫌い。
「な、雨の日ってなにする?」
「雨の日…?なにもできないよね…」
私は真剣に考えた。答えは見つからず、いつものようにあいつと話していただけの朝だった。
今日も長い学校が終わった。
雨は止んでいた。
「おーい!」
雨が嫌いなあいつは、校舎の外を歩く私に、走って駆け寄ってきた。
「おお!やっほー!雨止んだねー!」
「そうだなー!ホント嬉しい!雨上がりって夕日きれいだよな」
眩しそうに、あいつは夕日を見ていった。
あと、何回夕日を2人で見られるかな⁇
私は貴方が好きだから、敬意を込めて、あいつと呼ぶ…
そんな日々があと何回続くのかな⁇
もう残りの時間は少ないってことを、2人はまだ知らないのだった…
私が本を好きなのは
そんなすごい理由なんかなくて
ただただ現実が見たくないだけ
本を読んでいるときは
自分のことは何も考えなくていいから
こんな寂しい中学校生活を送っている私
自分でも悲しくなる
何か自分ごと好きになれる何かを見つけたい
悔しくて、悔しくて。
どうにも出来ない、ただ足掻く毎日。
上へ向くことはできるけど、その上へ登るのはとても困難。
上手く登れなくて、人から笑われ、無理だよと蔑まれながら少しづつ登るけど、先は見えない。
また笑われた。
また無理だと言われた。
努力してるのに。
どうして、分からないのかな。
どうして分かってくれないの?
悔しい。
悔しい、私はちゃんと這い上がってる。
ちゃんと努力してるんだ。
だから鼻で笑わないで。
何にも分からない奴らに無理だって言われたくないんだ!
今に見てろ。
あんた達が笑っている間に、私はあんた達を越えてやる。
見返してやる。
「ねぇ、好きな人いる?」その質問、聞き飽きた。なんでもかんでも聞けばいいもんじゃないし。
翔べないことをずっと翼の所為にして
毟り取った羽は それはそれは高く舞って
翔べなくなった僕は立ち上がって
羽の行方を想像する
理科の教科書に書いてある通り
生命は燃焼だよ
すなわち呼吸を続けなくてはならない
全て僕が選んだ結果だから
なにもかもが僕のせいだろ
迷い込んでしまった深い森
その中で深い呼吸を
当たり前に誰もいないよ
いつか怪物と出くわしたとしても
そいつも僕と同じ名前だろ
木々は絶え間なく燃え
時に傷つき、折れ、倒れてしまって
それさえ燃料に、肥料にして
命は萌え栄えるのだ
やがて誰かを暖めるため
生命は燃え盛るのだ
灰の中でさえ 花は咲くのかもしれない
いっそあなたになりたいくらい、あなたのことが好きだった。あなたに染まるとかじゃない、あなたの一部になりたかった。はり巡る神経ごと、私に頂戴。
つまりさ、私が月をみてるときに
君にも見ててほしいってことさ。
わかってよ。
やっぱりあなたが好きで
何度も迷ったけど
届かないことわかってるけど
やっぱりあなたが・・・・