不意に掴んだ袖口が濡れていたことを、気づいていないフリをした。ワケなんてひとつしかないのに。
隣にいるのがボクでいいのか。全く釣り合っていない天秤に悲しくなる日々。雲一つない晴れ空のような笑顔に、曇天のボク、ほらね、きっとボクじゃない。ボクじゃないと言わせてくれよ。
また泣かなくちゃいけないのかな、
あなたが私のことを好きじゃないかもしれないって思えば思うほどあなたを好きになっていくこの反比例をどうにかしたい。あなたの私への好きがどんどん私の心に流れ込んで、私ばかりが重たくて身動きとれなくなってきてる、ほんとは好きじゃないなんて言われたら、別れるのが当然なんだけど、また付き合ってたら惚れ直してくれるかもしれないって思ってしまう自分も嫌だよね、
いつも相談する幼なじみのアイツは男なんて星の数ほどいるさ、追うんじゃなくて、追わせなきゃって言ってくれたけど、今私は完全に追ってます、
あなたが何処にもいかないように。