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片想い心

ふわふわ。

浮かんでは消え、消えては生まれて。

まるで水の中にいるみたいだ。

声はぼやけて、意識は遠く彼方、またあの場所へ向かって視線も動く。

目線のその先、私は憧れている。

完璧で、何でも出来るクセに時々ドジって盛大に滑る君に。

意識の先、感じるのは甘く心がぎゅっと締め付けられるその気持ち。

伝えたい気持ちは浮かぶけど、言葉にならずに消えていく。

手を伸ばせば届く距離。

だけど、伝えるには充分遠い距離。

ボーダーライン、飛び越えて私は伝えたい。

『君が…』

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内弁慶

全くなんにも書かれていない
光った小型の勧進帳

それは無敵の勧進帳
手にした私は内弁慶

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海と水槽

重い「怒り」を
広い海に投げ捨てたら
孤独な砦から
透明な水面を滑り落つ

それに映えるは鮮やかな
餌に群がる餌の大群
見下す孤独はささやかな
濁った「憂」越の海に浸る

目指した先は桃源郷
地図を「亡」くしてさまよいゆく
「華」に囲まれ動かぬ孤独は
「水槽」に浮かぶ


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すてきな帽子、あじわいさかみち

和紙でできた蝶の羽

ひのひかり、透かして

もし来し方、行く末を
プレパラートみたいにとっておけるのなら


重ね重ね見直すような

ひびにしたいなあ

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ピエロ

飾られたメイクに
飾られた笑顔
ほんとは心は泣いてるの
このメイクのせいで怖がられ
この笑顔のせいで避けられる
でも僕の生きる道は
ここしかない
さぁ今日も
ド派手なメイクに
奇抜な容姿
固められた笑顔を張り付けて
みんなの元へ
歩かなきゃ

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無題

前だけ見ているなんて難しいよ
目に見えないものを追い続けるのは
不安だよ
だから、目の前にある誘惑に
負けてしまう
でも、叶えたい夢があるんだ
誰かの言葉より自分の気持ちを信じよう
自分だけの未来が見えるだろう

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確信無き言の葉の形

あなたは生きているはずですよ!
今日は土曜日だったと思うけど…。
多分、あの娘も来てるよ。
きっと世界の中で一番高いんだと思う。
たしかその時はまだそこにいたんじゃないかな。
そろそろ来るとして、次は何処へ飛ぼうか。

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無題

またおいてかれちゃった
これでもうなんかいめかしら
そろそろ平仮名にも飽きて来たわ
なんでこんなことになったのかしら
わからないわ またひらがなだけになってるし