ー午前零時ー
僕は今、学校にいる。
何故、こんな時間に
こんなところにいるのか。
それには
こういう訳がある。
これは
昼間のあるクラスメートと僕の
会話……………
なぁ、お前夜の学校
行ったことあるか?
…ん?ないけど。
じゃあさ、行ってみないか
夏だし、肝試しにさ。
………いいよ。
という訳だ。
何故僕がいいよと
軽く言ったのか。
どうせ暇だからだ。
家にいたって
この時は
まだ何も起こっていない。
これからも
起こらないと思っていた。
夜の学校ほど
計り知れない場所は
なかった。
その洋館のある丘の麓に小さな家がありました
赤い屋根の、小さな小さな家でした
その家には昨日、ある少年が引っ越してきました
この町では、15歳になった少年少女は独り立ちを、と新しい家に一人で住まわせる慣例がありました
少年は、昨日で15歳。つまり、その慣例に従った一人なのでした
とはいえ、ここは丘を囲む小さな町。少年にとっては洋館が近くなったくらいで大した実感もありません
無人の洋館は本当に神殿のようでしたが、少年少女はその洋館が神殿であったとは思わなくなってしまっていました
本来の慣例では、彼らは夜の神殿で洗礼を受けるのですが……
彼らにとっては、それは、“肝試し”へと成り下がっていたのです
銀色の髪の少年は、微塵の曇りもなく鋭い輝きを放つ短刀―それは魔除けとして実家から持ってきた代物でした―を帯に挟み、夕暮れの真紅の空を見上げて、ひとつ、息を細く長く吐きました
背後で、新築の家の扉が、小気味いい音を立てて閉まり。
そして、少年の閉じていた眼がゆっくり開いて、夕焼けの空と同じ真紅の双眸が現れたのでした
「さぁ、今夜、何が変わるかな……?」
自嘲気味に、低く笑って、ぽつりと
段々と暗くなっていく町は、やや荒んだ少年の心を、映すかのようでした
この御時世
スマホやネットで
何でも言える
だからって
直接人と
話せる機会を
無駄にしちゃ
駄目だろう?
やっぱり
一番
気持ちが
伝わるのは
活字じゃなくて
声
だから。
三日ぶりに外に出た。夕だちがあったせいか、涼しかった。しばらく歩くと、易者の前に行列が出来ていた。フィリップ・K・ディックの小説のようだ。電子マネーが実用化されてもオカルトは廃れない。
オカルトを強く批判する人は多い。オカルトを信じないというのは能動的な意思である。能動的に信じないというのは騙されたくないということ。つまり無意識下に信じてしまうかもしれないという恐怖があるのである。
わたしは占いに興味はない。信じないのではなく信じる気になれないだけである。証明しようがないものを強く批判してもしょうがないだろうと思う。生き方の問題だ。
友人関係が上手くいかない私。
「大丈夫だよ。安心して。俺がなんとかする。」
なんでかな、いつもと違う君に惚れた?
ないない!
…ありがとう。
でも 弱い自分のままでいたくない。
「なんで好きなの?猫」
「ん〜、それはね〜、
被ると可愛いがってもらえるからだよ〜」
失笑苦笑冷笑嘲笑lwbwcwrw