人の心を動かせる。その距離が近ければ近いほど。嬉しいくらいなんか感動する。私はライブハウスが好きだ。
首ふりながら、羽音をたてる
耳鳴りが時折騒がしい
記憶の断片みたいに、潮騒よ
宛どもなく、涙は伝い
グラスだけを傾ける
焦点は合わないまま
ぼんやりと
おい。何してんだよ
………え?何?どうした?
あれ、うちのクラスの女子だろ。
え…………………?
音楽室の中
一人の女がピアノの前に。
あぁあ。
バレちゃった。
やっぱ、あんた勘いいね。
でもね
まだあるんだなぁ。
は?
あっ!後ろ。
ん?
ドンッ!
わっ!
わぁ!人体模型ーーーっっ!!
ちょ、くっつくな!
じ……人体模型が…動いてる?!!
ぎゃぁぁぁぁあーーー!
お前…………怖がりのくせに
夜の学校なんか来たのかよ!
というか!
なんであんた俺たちを
怖がらせてんの?!
えぇ?
なんか面白いし。
男が怖がってるとことか
マジで笑えるし。
………写真、撮るな!
その日は明るい人になれるけど、そういう人になれるのか。せっかくやるんだったら一生ずっとそんな感じになるべきだ。その内そっちがほんとになるかも。
……行ってみるか、音楽室。
え?嘘だろ?!
?信じてんのか?怪談
いや、そういう訳じゃあないけどよ………。
怖くねえの?お前。
ああ。だって面白いじゃん。
……………。そ……そっか。
タ タ タ タ タ タ…………
音楽室。
音、する?
……しないな…。
ガサッ…………………
ヒッ!なんの音?!
だからくっつくなって。
誰かいる?誰かいるよな?!
ほら!今なんか動いた!!!
わかった。わかったから
くっつくな!
パシャ。
?今の音………
ん?
今、シャッター音聞こえなかったか?
え?知らないよ。とりあえず離れろ!
………誰かいる?
………なんも起きねぇな。
ん そうだな。
なんかつまんね。
そうか?
もうちょい楽しいかと思ってたわ
学校の怪談ーとか、ただの噂かよ。
それはそうだろ。
時計の針の音だけが
響いている
ー午前一時ー
……ん?なんか………音しねぇ?
え?
………ほら!…ピ……ピアノの…音か?
学校の怪談にあったよな
誰もいないのに鳴るピアノ。
う……うそだろ?
何?怖いの?
いや、んな訳ねぇじゃん。
だったら僕の腕、掴むなよ。
んあ?!あ、ごめん。
面白くなってきた。
割とクーラーの効いた部屋のベッドにすわってふと考え事。どうしたらあなたが私にふりむいてくれるか。そんなことをひたすら考えています。あなたをまだ好きでいていいのかなんてほんとは考えたくなんかないよ。
君に期待した僕が馬鹿だったよ。
だから、君は馬鹿じゃないよ。
ぼくが、馬鹿だっんだ。
私達は地獄を生きている
仏頂面と閉会式のその後
泥臭くなるのは時間の問題だ
赤いパンプスを履いて行ったら
逮捕されるなんて誰が言ったんだか
笑うあんたの顔が浮かぶ浮かぶ浮かぶ
私達は地獄に生きているけど
結局は暇だってことさ
はろー・はろー
こんなに暑い季節になってしまいました
はろー・はろー
君は溶けてはいませんか?
はろー・はろー
長らく会っていない君が恋しいです
はろー・はろー
そういえば今日の夕立の
雷が君みたいに白くって
やっぱり君が恋しくなりました
はろー・はろー
君はだいぶ
僕への当たりがきついけど
時々に優しいから君はツンデレってやつですね
はろー・はろー
くれぐれも身体には気を付けてください
ほら、君は汗っかきだから
はろー・はろー
さぁ銀色のコインを対価に
僅かな時間でも君に会いに行く
はろー・はろー・クリームソーダ
僕はやっぱり君が好きです
ー午前零時ー
僕は今、学校にいる。
何故、こんな時間に
こんなところにいるのか。
それには
こういう訳がある。
これは
昼間のあるクラスメートと僕の
会話……………
なぁ、お前夜の学校
行ったことあるか?
…ん?ないけど。
じゃあさ、行ってみないか
夏だし、肝試しにさ。
………いいよ。
という訳だ。
何故僕がいいよと
軽く言ったのか。
どうせ暇だからだ。
家にいたって
この時は
まだ何も起こっていない。
これからも
起こらないと思っていた。
夜の学校ほど
計り知れない場所は
なかった。
その洋館のある丘の麓に小さな家がありました
赤い屋根の、小さな小さな家でした
その家には昨日、ある少年が引っ越してきました
この町では、15歳になった少年少女は独り立ちを、と新しい家に一人で住まわせる慣例がありました
少年は、昨日で15歳。つまり、その慣例に従った一人なのでした
とはいえ、ここは丘を囲む小さな町。少年にとっては洋館が近くなったくらいで大した実感もありません
無人の洋館は本当に神殿のようでしたが、少年少女はその洋館が神殿であったとは思わなくなってしまっていました
本来の慣例では、彼らは夜の神殿で洗礼を受けるのですが……
彼らにとっては、それは、“肝試し”へと成り下がっていたのです
銀色の髪の少年は、微塵の曇りもなく鋭い輝きを放つ短刀―それは魔除けとして実家から持ってきた代物でした―を帯に挟み、夕暮れの真紅の空を見上げて、ひとつ、息を細く長く吐きました
背後で、新築の家の扉が、小気味いい音を立てて閉まり。
そして、少年の閉じていた眼がゆっくり開いて、夕焼けの空と同じ真紅の双眸が現れたのでした
「さぁ、今夜、何が変わるかな……?」
自嘲気味に、低く笑って、ぽつりと
段々と暗くなっていく町は、やや荒んだ少年の心を、映すかのようでした
この御時世
スマホやネットで
何でも言える
だからって
直接人と
話せる機会を
無駄にしちゃ
駄目だろう?
やっぱり
一番
気持ちが
伝わるのは
活字じゃなくて
声
だから。
三日ぶりに外に出た。夕だちがあったせいか、涼しかった。しばらく歩くと、易者の前に行列が出来ていた。フィリップ・K・ディックの小説のようだ。電子マネーが実用化されてもオカルトは廃れない。
オカルトを強く批判する人は多い。オカルトを信じないというのは能動的な意思である。能動的に信じないというのは騙されたくないということ。つまり無意識下に信じてしまうかもしれないという恐怖があるのである。
わたしは占いに興味はない。信じないのではなく信じる気になれないだけである。証明しようがないものを強く批判してもしょうがないだろうと思う。生き方の問題だ。
友人関係が上手くいかない私。
「大丈夫だよ。安心して。俺がなんとかする。」
なんでかな、いつもと違う君に惚れた?
ないない!
…ありがとう。
でも 弱い自分のままでいたくない。
「なんで好きなの?猫」
「ん〜、それはね〜、
被ると可愛いがってもらえるからだよ〜」
失笑苦笑冷笑嘲笑lwbwcwrw