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なんとか言えよ神様

薬指に煌めく杭は午前2時38分の太陽
愛してるはまるで呪いだった
どうか知らないままの馬鹿でいてね
ポインテッドネイルで裂いた二人の境目
ママの無垢で居なさいが残響する胎内
を 遊泳する 真珠色した魚のこと

いとしい人の膏肓に巣くうことすら叶わない こんな世界で美しく思えるものなんか せいぜい貴方の裸くらい だ

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恋の味

甘い甘い匂いに誘惑されて
あなたのもとへ飛んでいく。
おいしい匂いのあなたの元へ。
でもそれは、甘いおいしいお味じゃないみたい。
苦くて甘酸っぱくて、
そうね。私が単純なのね。
それでも心が惹かれるわ。
甘い匂いに誘われて、
恋の味の虜になるの。
嫌な思いもするけれど、味わったらもう、やみつきになって止められないわ。

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七月時雨 #10

ヴァレットは笑って言いました
「なぁ、ユーリ……」
にこりと、笑って
「改心、したんだ」と
それから、少し悲しげに言いました
「せっかく、改心したのに……。ユーリも、変わったんだ、ね」
ユーリは返す言葉を探すことすら、できずに
「なぁ、お前、あの日、『嘘だと言ってくれ』なんて言ったよな?!!今、その言葉をそっくり返してやる!!」
それはあの日の再現
悪への、拒絶反応でした


オマエハ、ウラギッタンダ
と低い声がしたように、ユーリには感じられました

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今、過ぎた一瞬

それは
ほんの一瞬のこと

僕が息を吐いた瞬間

君がまばたきをした瞬間

その瞬間
誰かの涙が落ちた

その一瞬で
誰かの息が絶えた

そんな一瞬
一秒たらずの瞬間でも

地球は動く

このこんま一秒にも満たない一瞬にも

地球は人間という名の生物に破壊されながら

今も動き続ける
自分を殺しかけている生物を乗せながら…

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クスリノリスク

『眠り薬』...続き

それから何時間、何日たっても少年は起きない。
悲しんだ家族や少年の友人達はとても悲しんだ...。不思議な事に毎晩2時になると少年は寝言で好きな女の子の名前を呼ぶのだった。家族はどうだろうか?と思い、女の子を無理矢理少年にキスをさせた。しかし女の子は違う人が好きだったのだが、助けと思い、彼にキスをした。
しかし彼は起きなかった...。
そうして少年は永遠に眠り続けることになってしまったとさ

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本日の魔法講座 その311

あ、
コスーン と

吐く息 君の
肩 落ちる音

増す夢 ペン
1本分の おやすみ

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自分

揺らされて 惑わされて
たくさんの意見から導き出した自分の意を見失って
それでもどうにかこうにか出したГ答」
後悔なんて何にもないよ
自己満足や根拠のない自信は確かに不便だけど
悪くはない気がする
最後に決めるのは自分
流された自分は自分なんかじゃない

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時計は壊れる

電車の音 バスの音
車の音 キミの足音

そして・・・ ボクの鼓動の音
この音が止まったら 
どうなるのかな・・・・・・

まだ死にたくないけど
運命(さだめ)には抗えない
ボクはいつ死んでも
おかしくないから・・・・・

ボクが死んだら
キミは哀しんでくれる?
泣いてくれる?

キミに想いを伝えられなかった
それだけが 心残りで・・・・・   

今までありがとう
そして 時計は止まった

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無題

善悪なんてのはね
在って無いようなものなんだよ
在るのは単に其の人の都合だ
其れが大衆ウケするかどうかで
其んなものは簡単に移り変わる
いまどきこれくらい大衆知識だと思ってたけどな

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bilingirl

表裏一体bilingirl
言ってることがまるで違う
八方美人もいいとこです
其の場凌ぎのbilingirl
喋ってる言葉がまるで違う
しなやかに話題をすり替える
オチが着かずに逃げだした