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有りがちな遣り取り

「勝者や英雄、正義が存在し続けるには
敗者や悪役が必要不可欠ですから」
「そういうもの?」
「そういうもの。っていうかそういうことにでもしておかないと明日に希望が持てません。
逆に云うとそう思っている間は
明日が待ち遠しくてたまりません」
「ふーん」
「まあ、やってみるとヒールもなかなか
悪くありませんよ、人質さん」
「そっか、よかったね。でもおじさんには
正義のほうが似合うと思うけどなぁ」


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「私の好き」

空が綺麗に晴れてなかったら嫌気が差して

肌を刺すような寒さに顔しかめたりするもするけどさ

雨が降るから虹が出るし

夏は冬が好きになる


君と私の関係は実に平凡だね

世界中探したらたくさん転がってそうな

だけど

空みたいに 季節みたいに

二人も少しずつ変わっていく

その中で支え合えてる気がするよ 良くも悪くも


好きと嫌いを混ぜ合わせて

その度いろいろ乗り越えて

その先に君がいるとしたら 君はきっと笑顔かな


なんて そんな理論ありきたりで

私はまだ夢の中に君を求めるけどね

好きな君も 嫌いな君も

その横顔に勇気をもらってるのかもな

まぁそういうこと


明日私と話してくれる?

揺れるその瞳 まっすぐに見つめてくれる?

君と出逢えて 私は最高に幸せだよ

だって


こんなにも好きで嫌いな人は

こんなにも好きになれるから

また嫌いになれるから

そういう感情が楽しくて



結局私は君が好き

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Thank you for being born

君と会って世界が変わった。
だけどそれは知らない間に何気ない日常になっていた。

君が遠い存在になった時初めて気づいた。自分にとって君がどれだけ大切な存在だったのか。

まるで君と僕は光と影の存在になってしまったようだ。

でも改めて気づいた君は今日、私に手を差し伸べてくれた。君は私の光だった。君に出会えてよかった。君がいてよかった。

生まれて来てくれてありがとう。