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君の隣でチャーミングなおばあちゃんになりたい

そうしてウインクするのだ
綺麗の秘訣はいつも恋をすることよって

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人間に必要なもの。

とりあえず
水があれば生きていける。
愛があれば生きていける。

他には何がいるかな。
食べ物?友達?家族?衣服?家?

でも
それを必要だと思う
“欲求”
がなければいけないんじゃないかな。

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蛙の王子改訂版

 ある小国の王子が、悪い魔女の魔法によって、蛙の姿に変えられてしまう。魔法を解く方法はただひとつ、若い娘にキスしてもらうこと。
 蛙にキスしてくれる若い娘なんてどこにいるんだよ。途方にくれて湖のまわりをぴょこぴょこしていると、鞠をついて遊んでいる若い娘を発見する。普通の頭脳の持ち主だったら駄目もとでストレートに切り出すところだが、そこは腐っても王子、とっさに思いついたプランを実行することにする。
「ちょっと君、可愛いねえ!」
「わあっ。びっくりしたあ。……あれ? いま、ぼちゃんって……あ、湖に鞠が、どうしよう」
「おやおや。風に吹かれてあんな遠くまで」
「どうしよう。お父様におねだりして買ってもらったばかりの鞠なのに」
「そりゃあ、お父様に怒られるでしょうなあ」
「あっ、どーしよー、どーしよー」
「ご心配なく、わたしはごらんのとおり、蛙です。あんなもの取ってくるのは朝飯前」
「ほっ。よかった」
「しかしですなあ。ただで取ってくるってわけには」
「わたし、どうすれば?」
「キスしてください」
「キスですか?」
「はい。キスです」
「蛙には寄生虫がついてるってきいたことがあるけど大丈夫かしら」
「ご心配なく。わたしはそこいらの不衛生な蛙とは違います。では、取引成立ってことで」
 王子がすいすいっと泳いで取ってきた鞠を受け取ると若い娘は、王子にキスしようとする。その純粋さに王子は心を打たれてしまう。
「嫌だなあ、お嬢さん。キスなんて、冗談に決まってるじゃないですか」
「それでは、どうしたらよいのでしょう?」
「そうだ。チョコバーなんか持ってません?」
「持ってます持ってます。甘いもの大好きなので」
「じゃあチョコバーでチャラってことにしましょう」
 若い娘に背を向け、チョコバーをかじりながら歩き出す王子。人間の姿に戻っていることに、しばらく気づかない。

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蛙の王子

 ある小国の王子が、悪い魔女の魔法によって、蛙の姿に変えられてしまう。魔法を解く方法はただひとつ、若い娘にキスしてもらうこと。
 蛙にキスしてくれる若い娘なんてどこにいるんだよ。途方にくれて湖のまわりをぴょこぴょこしていると、鞠をついて遊んでいる若い娘を発見する。普通の頭脳の持ち主だったら駄目もとでストレートに切り出すところだが、そこは腐っても王子、とっさに思いついたプランを実行することにする。
「ちょっと君、可愛いねえ!」
「わあっ。びっくりしたあ。……あれ? いま、ぼちゃんって……あ、湖に鞠が、どうしよう」
「おやおや。風に吹かれてあんな遠くまで」
「どうしよう。お父様におねだりして買ってもらったばかりの鞠なのに」
「そりゃあ、お父様に怒られるでしょうなあ」
「あっ、どーしよー、どーしよー」
「ご心配なく、わたしはごらんのとおり、蛙です。あんなもの取ってくるのは朝飯前」
「ほっ。よかった」
「しかしですなあ。ただで取ってくるってわけには」
「わたし、どうすれば?」
「キスしてください」
「キスですか?」
「はい。キスです」
「蛙には寄生虫がついてるってきいたことがあるけど大丈夫かしら」
「ご心配なく。わたしはそこいらの不衛生な蛙とは違います。では、取引成立ってことで」
 わざわざ説明するまでもないだろうが、この若い娘、お姫様である。人間の姿に戻った王子は大国の王となり、めでたしめでたしかと思いきや、近隣諸国との外交、戦争、飢饉の対策などで精魂尽き果て、二十八歳の若さで亡くなる。死のきわで思ったことは、蛙のままでいればよかったな。

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即興詩。

下手くそな日常、
ツナマヨネーズの謎。
死んじゃった噺家のビデオで笑ってる
エアコン嫌いの夏はまだ終わらない。

切れっ端のメモ紙に
ぐちゃぐちゃ書き殴った夢の後、
タオルケットだけが皺くちゃで
即席の枕許、スタンドをもう少し絞った。

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無題

怖がりな君は帷を引いて
闇に隠れて夜に紛れて
寂しがり屋は涙を拭って
静かに自室を後にした
強がりな僕は涙を滲ませ
周りの一切を振り切った

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これからの為

自分を誰かと比べても、何も変わらない。
前の自分を超えていけば、何かが変わる。

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Intersect

愛と愛、恋と恋、心と心、交わるものはいつも目には見えない。見えないほど触れれないほど分からないほど大切なもの

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無題

尖り切った熱射
蒼ざめた爪先
干涸びた蝉の白い腹

長い髪が背に擦れる
さらさらとした感触が
大好きだったあの頃

夏は もう少し優しい輪郭をしていた

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Question

平和とは何?と問いたら君はどう答える?
「皆が笑って暮らせる世」?ぬるいよ。

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告白

ずっと前から君が好きでした。
好きです。大好き。
サッカーしてるとことか、笑ってるとことか、
ずっと好きでした。

どんな終わりでも、後悔しないように、精一杯君に気持ちを届けることをここに誓います。

今日この夏一番の花火が上がる。

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我らが太郎博士

僕たちにとってここは田舎だけど
虫たちにとっては大都会なんだなぁ

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旅立ち

リュックにものを、詰めるたび、思い出多く走り抜け、よかったことも、やなことも、もちろやあなたへの気持ちもそのひとつ。あぁ人ってのは、なにかが終わりに向かうたび、思い出たくさん思い出す。さぁ、旅立とう。新たな思い出つくるため。