どんなに汚いものにだって虹が射し七色に光出す
この世界は案外うまく出来ている
悪をはたらく者が居て それを取り締まる善が居る
毎回スポットライトを浴びる勝ち組と
冷たい目を浴びる負け組と
白黒つけたいがために「いらない者は捨てましょう」
そう学ばせる者たちよ
望み捨てない負け組と とっくに諦めた負け組と
また白黒つけろなんて「じゃあグレーで生きれないか?」
理由も聞かされず あっさり却下された
努力するほど離れてしまう気がして
最近はずっと楽しくないという状況を、少しだけ面白がってる自分がいて不思議。逆境というのかアウェイというのか、そんな最悪な時なのに何故だかちょっと余裕があって逆に怖くなったりするよね。
君のおかげかな、君が隣の席にいるだけで全てのものと戦えるんだ。君ってすごいね。そんなに疲れた顔しないでよ。君は最高なんだよ、世界で最も美しいと思うよ。
今夜 彼女は目を閉じて
夢を見る 悪い夢を
血みどろピエロと手を取って
底無し沼でワルツ
身体中に泥が満ちても
赤のサテンは緩まない
今夜 彼女は目を閉じて
夢を見る 悪い夢を
髪に挿した花が萎びて
業火の最中でワルツ
身体中が焼け爛れても
赤のサテンは緩まない
翌朝 彼女は目を開けて
夢を見る 醒めない夢を
がらんどうの家を見渡し
裸の足に床が軋む
扉の十字架を取り下げても
悪魔さえ彼女を 掬いには来ない
飽きっぽい白に気だるそうな黒で描かれる日々
代わり映えのない無機質な日々が過ぎる
俺は変わってなんかいないよ
いつだって画用紙だった
ただ君がいたあの時の
柔らかく優しさに満ちた色達を
忘れてしまっただけなんだ
何も考える暇がないくらい暑い夏が好き
こころが無でも暑さが勝つから
水ではしゃぎながら走り回る子どもをみるたびに
私も全て捨てて走りたいと思う
あんな純粋さどこに置いてきたのか
それさえも思い出せない
ん?なんか夏らしくない涼しい風が
ああ、そうかもう終わるのか
私は今年もまたひとり切なさの入り口に立つ
この事を分からないあなたは確実に幸福だ。この事を分かってしまう私がこんなに苦しいのだから。古い歌なんかを聴いて、震えるようなこともなく、古い歌流れてんな、位で、どうか生きていてね。あなたは幸福だ。そして、そのまま、あなたは。