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キャンバス

君に話しかけるときに、覚悟を持って話しかける。だけど会話がはじまれば覚悟と真逆の状態になる。
何も考えれなくなって、口から勝手に言葉が出てくるんだもの。
うわー、って思うよ自分でも。だって口が勝手に動かし、もうドキドキだよね。嫌われるのは怖いから。
明日も真っ白になって走り出すのかな。

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あなたはもっと出来るから

慢心するのはよくないけどさ
あんまり自分を過小評価し過ぎるなよ
出来ることをやり逃すぜ

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無題

世界の総ては
バランスとタイミング

其処に生まれた善は
突き詰めれば悪で

今朝 在った正常は
月 昇れば異常で

世界の総ては
バランスとタイミング

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晩夏

知らぬ間に去っていく夏の中に
一つだけ浮かぶ記憶の欠片

君と見に行った初めての花火大会
浴衣は見れなかったけど
二人でどこか行くなんて無かったから
君を見る度に緊張が走った

都会の駅で電車の乗り換え間違ったことも
人混みの中川沿いの通り歩いたことも
買った飲み物がぬるかったことも
脳裏に鮮やかに焦げ付いているよ

アニメや漫画みたいな気取ったことなんて
できなかったけど空に描かれる輝きを
閉じ込めたあの時間は二人の記憶だよね

これから先どんな綺麗な花火見たって
あの時間より輝くことはないだろうな

来年もまた一緒に行ってくれますか

僕はただ隣で笑った君が見たいんです