「あのさ」
「うん」
「プロポーズしたいんだけど」
「うん」
「いつがいい?」
「明日」
「えッ」
「明日」
「……今日じゃなくて?」
「うん。明日がいい。」
「……かしこまりました」
10年後、20年後。
私達はどんな大人になっているのかな。
今は強がって、
耐えないと 崩れ落ちそう。
前を向いていられるのかな。
楽になっているのかな。
わからないけれど。
今の悩みも ちっぽけな過去になってるのかな。
なんだか怖くなるし、
夢が叶っているのかとか、
そもそも生きているのかとか、
考えて辛くなる。
遠い未来より、
明日のことを考えないといけないのは
分かってるけど。。
ここにいた事はいつか思い出になる すべてはやがて輝きになる そしてやがてその思い出は いつしか心をしまって 大切な心のありかになる そう 、僕の心はいつも 思い出の中にある キラキラ キラキラ 輝いている 今この瞬間も 過ぎていく季節も やがてはすべて 心をしまって 僕らの大切な思い出になる どうか失くさないで どうか忘れないで キラキラ キラキラ 輝いている今この時を
「ねぇ、あたしのどんな所が好きになったの?」って君は聞くけど。
じゃあ恋愛における格言めいたものと化している「誰かに恋すること、誰かを好きになることに理由なんていらない」って言葉はどうなっちゃうのさ?
君だって聞いたことあるだろ?
何かを嘆くあの雲も。
何かを悲しむあの雨も。
あなたの瞳に僕の影を映さないのなら、僕の心のほのかな灯りは灯す必要はない。
だから、言うんだ。
やっぱりあなたが嫌いだ、と。
優しい匂いも、柔らかな想いも、全部全部嘘だった、と。
あなたの頬を水が伝うのは雨のせいだと信じて。
僕の頬を水が伝うのは雨のせいだと信じて。
こんな言葉を吐きながら、自分に心底嫌悪しながら、震わせてるのは唇だけだと思い込んで。
あなたが暖かな陽射しの街を歩くことを考えて、一生伝えない、あなたの幸せを僕は祈ろう。