最近もうさんざん
黒い靴ばかりで自分のが見つからなかった
親戚が浮かない顔してていつの間にか外が真っ暗になってた
課題が終わってないまま机に積み上がってる
ああ、また足引っ掛けた ちゃんと小指を
しかも明日は月曜だし
もう良くない? あきちゃった
人が死ぬ夢ばっか
もういいよね?あきちゃった
「月」を英語にすると「うめき」ってきこえる
明日で正月休みが終わる。
いい休みだった。
食べては寝て食べては寝て。
正月番組を見て、スマホで動画を見て。
鏡を見たら顔が丸くなっていた。
大福餅のようだ。
なんと福々しい。
幸せだ。
写真を撮ってインスタグラムにあげてみた。
こんな幸福な自分をみんなに見てほしい。いいねしてほしい。
なぜだろう。
ちっともいいねがつかない。
そりゃそうだ。
幸せとは、当事者間のみで共有できるものであって、共感はあるにしても他者との共有は不可能なものなのである。
アイドルのファンがアイドルの結婚出産を喜ぶというのもあるが、あれはアイドルに自分を重ねているからである。
他者との共有が可能なのは幸福ではなく快楽なのだ。
幸福と快楽を分けて考えることがないから自分が他者とってはどうでもいい幸せ自慢をしてしまうのである。
幸せ自慢がしたかったらコーヒーの一杯もおごるのが礼儀だろう。
で、余は幸せ自慢をするためにコーヒーショップで友人と会うことにしたのだが、アパートを出ていくらも歩かぬうちに肥満と運動不足のせいで足がもつれ転倒し、腕の骨を折ってしまったので正月休み延長です。
いつものように机に向かう
夢の主張を模試は笑う
僕の未来に黄色信号点って
こんなはずじゃねえ 不平等な設定
目指すは大逆転 その壁ぶち壊せ
走ってくれ 走ってくれ
僕の頭の中を駆けずり
回ってくれ もがいてくれ
分からないならそれでいいから
破ってくれ 捨ててくれ
指の先で手繰り寄せるんだ
ほら次の君への鍵が待ってる
自分の 時代 世界 到来 闇の 先の
1秒後の未来
君の右手にはしおれた一輪の花。
何でそんなの持ってるんですか、ピュアですねぇ。
君は私の存在に気づいたのか、少々慌ててから
「これ、やる。そこで拾った。」
と下手くそな嘘をついた。
拾ったわけないでしょう。そんな土まみれで
しょうがないなあ。
それには触れないでおいてあげるよ。
「なあに?これ。」
君は一瞬迷ったように、結局
「菊。」
と答えた。
なぜに菊?しかも赤…
不思議すぎる
「なんで?」
君はそっぽを向いて
震える声で言った。
「ねぇ、知ってる?赤い菊の花言葉。『あなたを愛しています』なんだって。…だから、やる。」
そっぽを向いていたけれど君の耳は真っ赤だったよ
「そこは、バラじゃないのか!笑」
王道をいかないのは君のいいところだと思うよ?でもこれは照れ隠し。
秘密だけど。
「あっっ!その手があったか!!」
でもいいよ。ありがとう。嬉しい。
なんて、言えないからせめて、
精一杯の愛を込めて
「赤い菊の押し花なんて素敵じゃない?」
英語圏で話される言語。英語圏以外では女性と女性的な男性の唯一の取り柄とされる。
嫌いなものは嫌い
好きなものは好き
幼い頃からずっとそうだった
だからかな
嫌われる性格だった
それでも別にいいと思っていた
いつの間にか1人になっていたけれど
未来の私へ
と書かれた封筒を見つけた
ゆっくりと開く
このころの私からしたら今の私は未来なんだな、なんて普通のことを考えながら
『ー…大切だから、大切にしたい。人に指図されて進む未来なら、そんなのいらない。自分が思うように生きていたい。ー…』
それは一種の叫びのように。
書き殴られた紛れもない自分の字。
その通りだ。私は過去と何も変わらない。変わらないために変わり続ける意味がある。
私は最後の行に
『私は、今も自由です。』
と書いて、手紙を同じ位置に戻した。
また未来の私へ届くように。
真っ直ぐ見つめた先に君のときめきが隠れているなら瞬きだってしたくないよ
きっと僕らは北斗七星だ
満天の星空の下で笑いあえたら
嘘だったことまでほんとうになるようだね
さようならは何度も言えて
初めましては一度だけ
合図をしたなら駆け出そう、もう何にも臆さないように
君は君で僕は僕だよ
真っ直ぐ走り続けた先に君のときめきが隠れているのならすぐ迎えに行こう
きっと僕らは戻れないんだ
明日に向かって生きている
スピードを上げて、真っ直ぐに!
私はたまにこんなことを思う
私がこの世に生まれる前、私は何をしていたのだろう…
私がこの世から消える時、私はどこにいくのだろう…
奥深く考えると少し怖くて、でも少し興味深く思うものだ。