片想いを両想いに昇華させるには
それに必要、重要なのは、
相手の逆鱗を逆撫でする勇気。
僕の左手。
かばんの右側のとって。
じゃがいも、たまねぎ、にんじん…
かばんの左側のとって。
君の右手。
僕から流れる鼓動は
君の右手への綱渡り中。
…なんて
みえないものはないものなのか。
みえてるものはあるものなのか。
おまえは目を開けずに私に問う。
すこし考えを巡らせてみる。
また、困った顔をするおまえは
せのびをしてから、開かない目で私をみる。
ばかなことを言ったものだ。
きのうのことは見えないけどあったと確信している。
みえない人とだって繋がることもできる。
のんびり流れる時間も、かすかに存在感を残す月光も。
こんなにも世界を小さくしてしまった。
えのなかの世界より、僕らの街は広い。
…なんて
宿題が終わった 後はこのCDを聞き終えるだけ
君がいるであろう方向を見ても そこにはただの白い壁
冬の窓を開け 月をみて 君も見ているだろうと
そう、思う そうしてつながっているだろうと 思いこむ
走れば 君に会える そんなの嘘だと 月は言う
なら会おう 月に秘密で二人だけ そう思ったら ほら
CDが黙り込む
君をひっぱって行きたい
夜空の渦を乗り越えて
僕を呼んでね駆けつけるよ
花が咲いて明日が来て君がいて歌うたう
雨の中 跳ねる 水玉 だえん形 ワルツ 三拍子
キャンディーロケット乗っかって
君をひっぱって行こう
目まぐるしい夢を見て
君をひっぱって行くよ
ひっぱって
ひっぱって
袖をひっぱりすぎて伸びたって笑ってよ
君は私の「親友」で 私は君の「一番の理解者」
君から授かったその称号は
嬉しさの中に 苦さも含む
素顔の分かりにくい君だから
ちょっとやそっとじゃ立てない立ち位置
それは重々分かってるけど
いつかそれを飛び越えて
私の到達できないところに
誰かが立ってしまうのか
そんな時でも私は
少し離れた隣から 君の幸せを祝うのか
「君はここには来れないんだよ」
その代わりだと 渡されたその称号は
どんなに待っても もう変わらないのかな
諦めたつもりで 分かったように
与えられた役を 全力で果たそうとはしているけれど
他に目を向けようと 努力はしているけれど
それでも思考は持っていかれて
心の端が 痛んでる
まだ私は君が好き。
【一番の理解者でいて欲しい。
その言葉、どう受け止めたらいいんだろうか、期待してはいけないの?
皆さんならどう考えますか…なんて。】
君はいま
僕の心の中にある
湖の奥底に沈んでる
深く深く沈んでる
あの日の君を忘れないように
あの日の君を思い出さないように
それでもときどき
僕の頭を支配する
輝くような笑顔
僕にとって君は
負け犬という言葉はとても暖かい
誰も傷つけずに、
1人だけ 傷ついて 悲しくて 恥ずかしくて
何よりみじめで
なんだかとっても親近感
そうか、私は負け犬なんだ