夜闇に浮かぶ白が
君の翼になるよ
誰かのため、ばかりじゃなくても
みんなきみのこと見捨てたりしないから
安心して きらいなもの、きらいって言ってほしい
どんなにお水をもらっても
ありがとうを言えない
わたしはお花
だからわたしはそよ風にのって
おどってみせる
わたしにとってそよ風は
きれいな音色の笛なんだ
そよ風さんもありがとう
※コレは、私が小6の時、地域新聞に載ったやつをアレンジしたものです。
たむける
たったひとりのような夜の
おぼつかない月明かりだけを頼りにした
君には
もう、
一度だって
かなわない
ただの口約束だった、なんて笑えるように
夜中のまどろみは二度もいらないのだ
貴方が私の髪を撫でた優しい手は忘れられないし
腕の中の体温は寒い部屋の中には暖かすぎて
握ってしまった手をもう離したくはなかった
この夜が続けばいいのに
あなたの隣で
独り占めできるこの時間が
きみの泪の色で笑ってみせて。
とうめいなきみの名前、
本棚に飾った硝子のかけら。
石油ストーヴの「わるい炎」が笑ってる
ポケットのイヤフォンとえんぴつと
こんなにもがらくたに溢れた部屋で
138億光年の彼方を想うこと。
おやすみとおはようが聞こえてきたら
諦めて
失敗を悟って
また諦めようと
飽きるほどの無駄な努力を重ねた
君は知らず
僕に言ったね
だから僕の想いは
君に届かないのを知っているんだ
まさか見透かしてそう言ったのかい?
おかげで鈍感な君が尚更好きになった
聡く先手を打つ君が尚更好きになってしまった
だから
諦めようと
その努力は無駄でした
なにがなんでも君を好きになってしまった事実は
変えられようもありませんでした
ねえ
一度でいいから
こっちを見ろよと
願わくば
気軽に話し掛けることのできる
友達と認めてくれと
寒くて寒くて
いっそ寒いなら雪でも降ればいい
冷え切った手がどうしようもなく痛くて
あなたのマフラーが痛いほど暖かくて
それだけなのに涙がでそうだ
ふわり 甘い匂い
ふわり 焦げの匂い
ふわり 雨の匂い
ふわり 草の匂い
あなたはどこで どんな香りを
楽しんでいるのでしょう
僕らを繋ぐのは
想い出の中の風と
今 あなたもこの風に
触れたのかしらという
淡い希望
たったそれだけ
好きだと言った
初めて
結果はダメだったのに
もっと好きになった
それだけで
告白してよかった
そう思えた。