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Tear,

隣の芝生は青い気がして
夜空に浮かぶ星の数まで
違って見える気がした

不安になって見上げた先に
答えなんてなくて

瞬きと瞬きの隙間に
居場所が無くなった泪は
つるつる、頬を滑って
無責任に消えていく

それでもまわる
時計の針と地球の上

井の中の蛙が空の青さを知るなら
わたしは泳いで消えた泪の強さを知ってるから

選んだ道の上
きっときっと
明日も歩こう

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この本屋には○○冊もの本があります。
この建物には○○人もの人間が制作に関わっています。
この山には○本もの木があります。

森はきっとそこにある
だってその森の一部で出来た世界だから

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僕の歩んできた道
どんな道であろうとそれが正解

僕の歩んでゆく道
どんな道であろうとこれも正解

間違いなんてないんだから
僕が君が歩むすべての道が正解なんだから

休んでも、遠回りしても正解

怖いものなんて何一つないんだから

歩んでいこう

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だから好きは愛してないと言うけれど

すき
スウェットじゃなくて、パジャマを着る所
いただきますを言う時にちゃんと手も合わせる所
苦手な人にちょっと無理して合わせてる所
髪の毛が柔らかくて背が高くて爪が短い所
好きな事の話になると口数が急に増える所
プリンを買うのを恥ずかしがる所
すき

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見えぬものこそ

鬼は外
福は内

鬼の姿は目に浮かぶのに
福の姿は目に浮かばなぬ

不幸に気がつくのは早いくせに
幸せに気がつくのはいつも遅い

見えぬものこそ 大切なものだったりする

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即興詩。

むつかしいことはたくさんある。
「む」って平仮名のバランス、
きみとぼくのパズルのかたち、
ひえていく指の動かしかた。

ほら、おやすみも云えずに
眠り込んでる。

(む、ほんとにうまく書けません)

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徳川十五代将軍な夜

「安っぽい口説き文句ね(家康)」
「ひでえ、ただからかっただけかよ(秀忠)」
「見つめないで……(家光)つながりたいの(家綱)」
「つながりたいならよし行こう(綱吉)」
「ドアノブ壊れてる(家宣)」
「俺はみつぐよ(家継)」
「よして、胸ないから(吉宗)」
「しげしげと見ちゃった(家重)」
「俺にも春が来た。(家冶)なりゆきで。(家斉)まあよしとしよう。(家慶)これもさだめだ(家定)」
「もちろんだわ(家茂)」
「よし、ノブなおったよ(慶喜)」

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嘘と建前、本音と本性。

建前なのはわかってる
これが嘘なのはわかってる
きっとそのときになったら
我欲を抑えきれずに走り出すんだ
だってそれが本音だもの 本性だもの
それでも曝けだせないのは
きっと僕らが人間だから

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本日の魔法講座 その371

ありべけえ
い君ててご
にがさSこ
順すざ Uろ
番きんNり
とだかDょ
かっ、Aう
なて誰 Y り
い*よ * 見
の**お つ
に**し
。**な

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銀色のあなた

銀色のあなたは僕を映す
美しくもない自分を見ても
心の底からは嫌えない
そんな僕を僕は嫌う

銀色のあなたは世界を映す
醜く歪んだ世界さえ
綺麗に見せてしまうのだから
あなたは全く罪な人だ

あなたの前で僕は何故か
嘘をつけない気分になって
頬に小川が走り出すんだ
何も悲しい訳じゃないのに