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春まであと62ヤード

『イヤホンを耳に入れるとき、少しひやっとするのが好き』

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睫毛の影 重たく落として
シングルベッドで息を止めて
君の心を引っ掻いて
安い香水の匂いを振りまいて
今日はおやすみ

寂しみや悲しさなんて
いらないの
欲しいものだけ
もっともっとちょうだい
まだ足りないの



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本日の魔法講座 その372

「やっと てをつなげたね」


実は ずっと そばにいたこと
これからも続くしあわせのこと


僕たちはその目撃者となる。

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UNKNOWN

君のほうは雨が降ってるみたいだね
だから
雨音はまだ遠い

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結局

通っていた中学校の雰囲気に馴染めなくて
とにかく環境を変えたくて高校を決めて
自分なりに悩んで悩んで悩み抜いて決めた
学力もそこそこで適度な緩みのある田舎の進学校
高校に入れば何かが変わると信じていた
去年の自分に言ってやりたい
いくら表面をつくって仲良くなろうとしても
芯が変わるわけではないこと
最初はうまく回ってる気がしても
一年たつ頃になると結局がたがきて
機械で言う「遊び」のポジションに入っていくこと
高校選びで迷うくらいならば
どうせ変われない事を変えるために緩みをとらずに
学力をとるべきであったこと
自分はいてもいなくてもクラスに影響を与えない
トップカーストの噛ませ犬でしか無いことを
何度も何度も確認すること
へんに目立たず良い爪痕は出来るだけ他者に譲り
悪い爪痕は残さないこと
これができないから結局
クラスの中での疎外感を何度も何度も感じる事になる
分かってるけど
直し方が分からないんじゃあ話にならない
どうか去年の自分に届け
疎外感から目を背け続ける去年の自分に