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in the future

また明日、なんてきっとこないよ
君が立ち止まって待ち続けてる限りさ。
だから、明日は明日を迎えに行こう。歩いていったって、変わんないものもきっとあるよ、って。歩いていったって、なんにも失ってないよ、って。君が笑うから、それだけでいいやって思ったんだ。
だから、また来る明日の日に。僕はきっと、歩いていくよ。

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溶け込む

人の輪に溶け込む方法は二通りある。自分が輪になることと雑草みたくその辺にずっといること。なにもせずにね。

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ということは

あるヒーローはあるヒーローからすれば悪役になるってことはそのヒーローからそのヒーローを見れば悪役に見える。どっちも正義のヒーローなのにね。

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納豆

 起きたら十一時だった。妹は、お母さんと出かけたみたいだった。
 冷蔵庫を開けた。鰹のにんにく醤油漬けがあった。ご飯にのせて、もみ海苔をかけて食べた。いい感じだった。
 テレビでベテラン芸人が、芸能界は少ないパイの奪い合い。人気芸能人のスキャンダルをリークすれば空きができる。と、コメントしていた。出かけようと思った。
 財布に九〇円しかなかった。図書館に行くことにした。
 入口近くに、春の本、と題したコーナーがあった。春告げ鳥、夜桜、桜町商店街マップ、春のアレルギー、春画の世界、梅の香、梅酢ドリンクで医者いらず。雑なチョイスだと思った。
 背中をたたかれた。振り向いた。中学のときの同級生だった。向かいの、喫茶店に誘われた。「お金ないから」と断ったら、「おごるから」と、にこにこしながら言った。
「そんなわけにいかないから。ほんとにお金ないの」
「いいの。いつもおごってもらってたから」
 喫茶店で、一時間ばかり話した。といっても、向こうの話にあいづちを打っていただけのような感じだったけど。話のほとんどは、彼氏と自分がいかにうまくいっていないかというもので、どうしたらいいかみたいなことをきかれるんだろうなあ。と思ってたらやっぱりきかれたので、「負けてあげる楽しさを覚えよう」と、コメントしたら、なんか目から鱗みたいな顔になったから調子に乗って、「折れない人は楽しい人生を送ることはできない」と、続けたら、あんま調子に乗んなよ。みたいな顔になり、「じゃ、これから彼氏とデートだから」と言ったので、「ごちになりました」と言って別れた。
 帰り、スーパーで納豆を買った。たれとからしなし、七四円税込。どうして納豆なんだろう。と思ったが、そんな心理学を包含した哲学的なテーマについて考える気力はもはやなかった。

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統一性

朝、目覚めの一杯は豆から挽いたコーヒーだ。朝食はおしゃれにパンケーキとスムージー。美味しいな。美味しいんだけどなんか違う…。あ、そうだここ和室だわ。