冬の雲は近くに感じる。
近いけど遠い。
届きそうだけど、無駄な背伸び。
夏より濃く感じる空の青。
小さい子どものようにいつの間にか見当たらなくなる小さい雲。
増える眠気と
減る色気。
増えるイルミネーションと
減る星の光。
薄れていく僕の意識と
濃くなっていく君の姿。
夜は長い。
月と話しながら
夢の上映待ち。
…なんて
心ない人の言葉に
踊らされる毎日はもううんざりだ
楽になりたいって最近それしか言ってねえな
人生の刺激は炭酸で十分だっての
「ほら、あの星見て、僕たちみたいじゃない?」
そんなキザなことをサラッと言う君はいつもずるい。
昔、好きだったアニメのタイトル
朝、早くに鳴く鳥の名前
君から貰った、ビー玉の色
思い出せるようで
思い出せないことなんて
山の様にある世の中で
君の記憶のかけらの中に
一瞬でも色を付けられたなら
幸せかな、
なんて。
((いつか、思い出せなくなる日が来ても
それでもまた、会える日を楽しみに歩んで行きたいものです。))
子どものころ、浦島太郎の話をきいたとき、とてもショックだった。
竜宮城で楽しく過ごしてたらえらい月日が経っていたこと。さんざんちやほやしてくれた乙姫様からもらった玉手箱を開けたら老人になってしまったこと。親切だったおねーさんに裏切られてかわいそうって思った。
だがいまは違う。
そもそも浦島太郎の暮らしていた漁村なんていくら年月が経ったところで大した変化はないだろう。
でもさー、知ってる人がみんな死んでたら嫌じゃん。なんて考えるのはナンセンス(昭和のフレーズだね)。そんなことがつらいと感じるような人物だったらすぐにホームシック(これも昭和のフレーズだね)になって帰ってたはずだ。
だいたい竜宮城でさんざん楽しい思いをした後に漁師の生活に戻れんのか。
キャバクラと高級ホテルが融合したような施設で過ごした後にだ。
いい若者が思い出に生きるのはつらい。
思い出と思い出話は老人にこそふさわしい。
浦島太郎は実は玉手箱をもらった時点でわかっていたのかもしれない。玉手箱の中身と、乙姫の最後までゆきとどいたサービス精神を。
息を殺し
ドアをきつく閉めて
涙を流す
目をつぶり
体を丸め
繭を作る
縦横無尽に絡まる糸
切る度に再生する
そして糸はまた絡まり
繭は大きくなる
一つ一つほどいて
その先から消える
そしてそこに小さな私がいる
ふふふ、最近はもう笑えるようになったよ
逆にすごいね!
あなたはいつも私に背を向けている
友達と話す時も、お弁当を食べてる時も
気付いて振り返ると私から見えるのはあなたの背中だけ
きっと心も私には背を向けているのね
…でもね、ひとつだけいいこと
それは、あなたにバレないで私は見ることができるってことよ
「嘘吐き」なんてひとにいえない。
だって私も嘘ついた。
「ずっと友達だよ!」
まさかそれが嘘になるなんて思ってなかった。
愛してるから、心配だから、
何でもしていい、何でも言っていいって
思っているんでしょう。
そんな単細胞で古くさいあなたがやっぱり大嫌いだなぁ
しみじみと改めて思ったよ。
口だけ達者で、綺麗事しか言わないその口を今すぐぱちん、としてやりたい。
自分の思う通りの世の中へ!自分の思う通りの娘に!
そんな人間の娘だなんて一生の恥。
だから死にたくなるんだよなぁ。
論理の飛躍?勝手に言ってろ。
こっちはこっちで進もうとしてるのに邪魔するな。
あんまり四六時中
いつも一緒にいるもんだから
たまに3日間会えないだけで
いつも以上に 早く会いたい
なんて思っちゃう 早く明日になーれ。