俺はむかしすごかった
俺はなんとかさんの知り合いだ
俺の人生波乱万丈よ
ぺらぺら話すより
黙ってケーキの差し入れでもしたほうがかっこいいのに
ぺらぺら話すほどぺらぺらになる
大人になったら
苦しくなくなるんだと思ってた
無難な選択ばかりしていれば
他愛ない感じでやってれば
それでいいんだと思ってた
笑顔はぎこちなくなるばかり
恋の詩を書くとき
どんなだったか思い出すような大人には
なりたくない
いつも変わらず
この溶けるような甘いにがさに
包まれていたい
できれば。
例え貴方のその視線の先に
捕らえているのが誰であれ
私は貴方を好きでいるから
私は貴方を支えていくから
いつか私に気づいて笑って
あんなに釘を刺したのに
ずるい
先に行ってしまうなんて
許さない でも
目を覚ますと
ごめんといって
コートを掛けるあなたがいる
小さな欠伸をひとつして
冷静になれない 何をやっても手に付かない
悶々とした気持ちをどうやって落ち着かせよう
誰だよ、ファーストキスはレモン味とか言った奴
今までいろんな分岐を通過してきた。
今は第二志望の学校への出発信号待ち。
その前に高校の卒業式という駅がある。
今までいろんな分岐を通過してきた。
文理選択・高校選択・あの日の帰り道・あの日の一言・・・・etc
この路線を進んでよかったんだろうか。
前が吹雪で前が見えない。
必死に進んでるけど進んでるのかわかんない。
今までいろんな分岐を通過してきた。
大学という線区ではどういう進み方ができるんだろう。
高速進行だろうか。それとも、停止信号が出るんだろうか。
ここまで来た以上、引き返すことはできない。
救援車なんて待ってられない。
これからいろんな分岐を通過するだろう。
この高校という先駆に未練がないようにしっかり乗務しなくてはいけない。
この路線が夢に向かってるのかはわからない。
でも、この路線が未来に向かってるのは確かだ。
進め、自分。
今までとこれから続く線路を信じて。
嗚呼神様生きる勇気を下さい 嗚呼神様助けて下さい
そうせがんでも帰ってくるのは空虚だけで 信じる力も無くなって
天に伸ばしてた手から力を抜いたんだ
そうしたら襲ってくる脱力感
もうその手にはなにもなくて
唯々空気を握り締め 一人で嗚咽を漏らすんだ
そしたら君が僕に寄り添って 僕の手を掴んで
また天に僕の手を伸ばしてくれる
青い空 白い雲 輝く太陽
どれも僕の手からは遠い気がして
いつも諦めてしまうけど
君となら 嗚呼君となら
届く
トドク
あの青空(そら)へ
ふとんから
でる夢を
5、6回みる
この頃だから
遅刻ギリギリ 心臓ヒリヒリ
絆創膏では防ぎきれない心の穴を隠したかった
虚ろな僕の明証たりうるそれを隠したかった
無駄に何層も作った私的な領域は
空虚なその衝動を満たすための砦だったが
憂さ晴らしにもならなかったんだ
変化を嫌う僕の怠惰を、どうにかしてくれないか