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卒業式の前の晩

明日はいよいよ『卒業式』
別に悲しくなんてないさ
ただ貴方を身近に感じられなくなるだけ

強い心
頼もしい背中
不器用な笑顔

私が欲しいと言った制服のボタン
第二ではなく右袖のボタン
今の私には貰う資格などないが
貴方は覚えているだろうか

心の底から願っている
『貴方の進む道に幸あれ』

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崇高なみじんこ

あの人が
思うことがあっても口に出さないのは
自信がないからではなく
勇気がないからでもなく
私より品があるからなのだと思う

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heidi

優しいのか 酷いのか
私の想いは 誠意は どう受け取っていたのか
あなたがくれた言葉を信じて生きてもいいのか
優しくて温かいあなたの手が 遠く
時間も空間も遠く
思い出だけが熱く
私の手は冷えたまま
涙を流すこともなく
とおく とおく とおく
拳を握ったまま
唇を噛み締めたまま
涙などこぼさないように固く目を閉じたまま
離れることなど できないままで
貴方のことを想ったままで
離れていく
愛しみを残したまま

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れるられる

自然発生的に出たものが主体の場合は、る。自然発生的に出たものでないもの(誰かの手によって作られた。運ばれた。並べられた。)が主体の場合は、れる。ている。
自生する。自生している。
売られる。売られている。
え? わたしは、る? れる?
大人に慣れてないで、原点にかえろう。

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『さよなら』予告

『さ』最後まで泣かなかったね
『よ』よく笑う人だから
『な』涙なんて似合わない
『ら』らしくないよ

不意にこぼれた涙は見ないふりをした

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何事

こんなに会いたかったのに、
いざ君を目の前にしたら
話しかける勇気がないなんて!

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♯2

労いを伝える手紙のその文字に気弱な彼女の強さを知った。

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雪の降らないこの街で

雪の降らないこの街で
もしも
今日もしも雪が降るようなことがあったなら

そのときは君に告白したいな
きっとうまくいくにちがいないや

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怒りや悲しみなどの感情の種というのは外部からもたらされるものである
つまり種を育てるかどうかは自分しだいなのだ
どうせ育てるなら喜びの種を育てたい

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葡萄

不揃いな個性を統制しようと
同調圧力がそこかしこに蔓延る
鬱陶しい

粒がみんな同じ大きさの葡萄と一緒にすんな