誰かが苦い顔して働いてる時には
誰かが楽しく笑ってる
誰かが懸命に生きてる時には
誰かが息を引き取ってる
どんなに親しい仲間たちでも
誰かは誰かが好きでなくて
ほんのしたことで
一人だけが
仲間から外れる
仲間
仲間
誰かがいることは
誰かがいないこと
口からでまかせ
ルーチンと化した
身を守るためなら仕方ないでしょ
硬い殻に籠るのも仕方ないでしょ
嫌いになれないだなんて そんな綺麗事
澄ました顔して 簡単に言うけど
本当はただ 好きになってしまった自分を
否定するのが 怖いだけ
とっくの昔に 心は離れて拒んでるくせに
嫌いになりたい訳じゃない
そんな言葉が 出てきてしまうのは
一度でも認めてしまったから
好きになってしまったから
優しいねなんて 言わないで
優しく装ってなきゃ 崩れ落ちそうなだけだから
自分を守る ただの醜い嘘だから
受け止めたフリして 笑っていなきゃ
良い人のフリして 笑わなきゃ
醜い私が暴れ出して 結局私が損をする
そんな風に考えてるから こうするしかないじゃない
だって貴方は 結局自分を守って
感傷に浸って 正当化して 平気な顔でそこにいる
あなたは泣けても 私は泣けないのよ こんな所で
少しくらい偽らなきゃ こんな場所にいられない
これ以上私から 大切なものを奪わないで
好きなものを盗らないで
【信じてた、大切だった、そんな人に裏切られても、好きなことを続けるためにはその人と、一緒にいなければいけない、あなたならどうしますか】
幼子の履いた長靴のように
無邪気に蹴散らして 笑ってみようか
そう思ってたのに 現実は
走り去る後ろ姿が 蹴散らした空
全部受け止めたら ずぶ濡れで
突っ立ったまま 風邪を引く
自らの弱さを自覚した時、認めた時、
やっと人は強くなる。
自らの幼稚さを自覚した時、認めた時、
やっと子供は大人になる。
自らを知り、認めた上でやっと子供(私達)は相手と向き合えるのだろう。
私は其れを成長と呼びたい。