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おやすみ即興詩。

無性に風邪がひきたくなって
応えるように雨が降りだした

雨男、って呼んでくれよ

まるで影のように
できつつある水たまりのこと
目を瞑って想像してみる

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【普通】 ふつう

①物事の平均、大多数。
②一部の人間の中で理想とされているもの。

類義語 常識

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手紙

私が死ぬということは、
私が生まれ変わる事を意味する。

私が生きている時に
どれだけ多くの詩、どれだけ多くの哲学書
を書こうが、それは何の意味も持たない。
何故なら、それは私の自己満足であり、私[だけ]
の思想だからである。

私はその死と共に私は
[新たな]私となる。そして、その中で
私は素粒子となり、私は無限となる。
何故なら、私が書いた私が貴方へと
なるからである。私は貴方にはなれない。
貴方は私にはなれない。
だからこそ、私は書くのである。

そして、
私は何時か、幼い日の貴方が見た
あの夕方のカラスになるのである。

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天使の代わり

君は夢を見ていた
もう、眠くなって
微睡みの中
沈んでいく 身体
重りのようだ
泡になって 人魚の気分になる
目を瞑って
潜った浴槽
深海に沈んでいく
飛べない魚だった
幽体離脱、カーテンが尾を引く
月明かりだけ、もう、
涙のあとは忘れて
君は飛べない
背中に羽はない
ただ君が振り返ったとき
肩甲骨が震えていた
気がした

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明日になれば

明日?明日なんて無いかもしれないのに。
明日なんて誰も見たことなんてないのに

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ありがとう

貴方の心の中に、ありがとうを言いたい人はいますか?

ちゃんと伝えてますか?

まだの人は早く伝えてください。

その人が居なくなる前に。

後悔しないために。

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常識ーじょうしき

人間社会の中で上手く生きていくための枠組み。外れていると非難を受けたり避けられたりする。

類義語 普通

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ふっとうなべ

溢れだしそうな自己嫌悪と憎悪から、零れ出したのは正義感と優しさだった。

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たまにはラブ系を。

真顔で勉強を教えるフリをして
目があっても冷静を装って
それでも私は
君と目があった5秒間
私を見る瞳の奥に
あるはずのない恋心を探してた

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缶ジュース

中身を飲んだ缶ジュースを
力強く蹴飛ばした。玉虫色の日々に
終わりを告げたくて。新しい友人もできた。
毎日も充実してる。しかし、何か心の中で。
修学旅行の帰りのバスの中で、
僕と君は誓った。
いつか又、会えたら。いつか又、会える日まで、
今、考えると、未だ子供だった。
でも、信じてみるか。
その誓いを。