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おやすみ即興詩。

一両きりの気動車[ディーゼルカー]が
飛ぶように駈けて重い夜空を揺らした
土手のむこう、水の香りがするようだ
おやすみを云う相手もいないけれど
ひとり、泣きたいときの本を選んでおやすみ。

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うたうたいの独り言

土日が嫌いだった僕と

土日が好きな僕と

君がいるかどうかだけが

僕が変わった理由ではないよ。

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離れてしまった

僕はまだあの人がわすれられない

自分に問いかけてみた
だけど答えは曖昧なことばかり
友達からも
お前好きなやつおるん?
と聞かれる
その答えも曖昧だ

なぜならあなたが離れてしまったから
違うところに行ってしまったから
あなたが好きだった音楽
あなたの事を思って今も聞いています

僕の思いは届かないまま
この恋は終わってしまうのだろう
なぜあの時言えなかったのだろう


大好きと、、、

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スマホよスマホスマホさん

「お仕事は?」
「水商売です」
「水道関係で」

 ああ。
 またスマホを見てしまいました。
 夜、仕事だというのに。
 眠らなくてはいけないのに。
 これでは遮光カーテンを購入した意味がありません。
 スマホはわたしにこう言います。
 知らないのに口をはさむのは自己注目欲求を満たしたいのと自己効力感を味わいたいためである。
 仕事のできるやつは相手の知りたいことだけを話す。仕事のできない奴は自分の知っていることをすべて話す。また相手の知りたいことがわからなくてもとりあえず自分の知っていることを話す。能力のないやつほど自己顕示欲が強い。能力のあるやつは自分に自信があるからわざわざ誇示しない。すべて話すとかえって自分に不利になるということがわかっているからというのもある。嘘をつくのはまずいが、手の内をすべて明かす必要はないのだ。
 高血圧、寝不足、ニコチン、アルコール、非効率的な脳の使い方等で脳が疲労しやすい奴はすぐ興奮する。話し始めると簡単にヒートアップし、まわりが見えなくなり、しゃべりが暴走する。
 脳が疲労しやすいから目の前のことと距離がとれず、結果大きいことができない。
 またこんな時間までスマホを見てしまいました。
 もう化粧をして出かけなくてはなりません。
 今日も仕事中寝てしまうのでしょう。
 そして親方に頭をはられるのでしょう。
 オペラの好きな親方に。
 焼きそばの好きな親方に。

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青空と、不安。

どうしよ、まだ足りないのに、彼女もいないし、まだ青春が終わってないのに、青空はまだ光っているのに、
どうしよ、まだ足りないのに、まだ好きなのに、思い伝えてないし、でもTVはいつもとかわらないし、ドキドキしてるの僕だけ?

どこを見てもしっちゃかめっちゃかで、ホントのことが見透かせなくて、だから僕は泣きそうで、なのに、僕は泣けなくて。
明日のことは明日が知ってる、なのに僕らは今から悩む


ああ、どうしよ、
ああ、どうしよ、
ねぇ、どうしよ、
ねぇ、どうしよ?


どうしよ、まだ足りないのに、まだ時間を使い切れてないのに、まだ本気も出せていないのに、君のこと好きでたまらないのに、
どうしよ、まだ足りないのに、まだ楽しいことばっかりなのに、良いところも悪いところもまだ出し切れてないのに、

四方八方お祭り騒ぎで、嘘ばっかりで見渡せなくて、だから僕は目を凝らして、なのに、僕には見えなくて
明日のことは明日が言ってる、なのに僕らは要らぬ予想を。


ああ、どうしよ、
ああ、どうしよ、
ねぇ、どうしよ、
ねぇ、どうしよ?

明日世界が終わるとしたら、今日何食べよう?
コーヒーでも飲むか、一緒にどう?
明日世界が終わるとしたら、今日なにをしよう?
君に会うのはマストとしても、まだ足りないんだよなぁ、なんだろうか。

ああ、どうしよ、
ああ、どうしよ、
ねぇ、どうしよ、
ねぇ、どうしよ?

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君の王子さまになりたい。

君は王子さまだから、
そんなこと きっと許してくれないけれど。

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ν

恋だの愛だのは結局生物学的なプログラムで
自分の意思にいつのまにか第三者が介在して
僕も君も他の誰かもしくは神の掌の上にいる
正気のまま出口が見つかることなどない迷路

君が好きだよ、と僕の遺伝子が言う
その美しい塩基配列に一目惚れしたんだ

ゴミを漁るカラスの嘴と君を触る僕の手に
どれ程の違いがあるんだよ
分からないから教えてくれよ

新しい嘘つきのために命を半分与える
君は多分知らないだろうな
愛は何者も救わないんだぜ

そう思ってる方が楽なんだぜ

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もしも1つだけ
願いが叶うのなら
わたしは
あなたの心臓になって
あなたを一番近くで
感じていたい
一瞬一瞬の鼓動も
ときめきも 愛しさも 悲しみも 痛みも
全部一緒に
あなたと一緒に
感じていたい
こんなわたしでも
胸の奥底から抉られてしまうような
苦しくて息もできなくなるような
すきで 好きで 大好きでたまらない
そんな人に
巡りあえた
一生届くことのない
あなたへの
かたおもいの
ひとりごと

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きみの気持ち

欲しい言葉は ほとんどくれる
まるで 私が もらって うれしい 言葉を
元々 知ってるみたいに
欲しい言葉は ほとんどくれる
だけど
その言葉の 奥に期待するもの
それは くれないんだね

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星の側で燃えて 海の底で冷えて
太陽に晒されて 消えてゆく
絡んだあなたの指の温度を探してる