つめたい夏の空気が
君でいっぱいになる
いっぱいになってることを知らない君は
夜と夢の桟橋みたいに眠ってさ、
諦めが悪いことと
望みを捨てないことの違いを教えてよ、
世界中で君だけが涙を流しますように
こんなに悲しい世界でなら
せめて夢の中だけでも
きみと永遠を歌っても
いいんじゃないかな?
僕を喜ばせる為の嘘も
僕を悲しませない為の嘘も
何気ない嘘も
嘘は嘘でしかないから
騙すことに変わりはないから
僕は嘘が世界で一番嫌いだ
なんていう自分も
嘘を吐く口になっているから
僕はそんな僕が一番嫌いなのかもしれない
「今のままで十分だろ?
何、欲だしてるんだ。
それにお前が、仲間のなんてなれるわけないじゃないか」
「せっかく見つけた仲間だと思うなら、
努力してレベルを上げて、なってみればいい」
悪魔の声か天使の声か。
聞き分けることもできないまま、今日一日中心は揺れていた。
ずっとこのままなのかと思うと、さびしい気がした。
世の中
願えば
だいたいのものは
手に入る
自分が
本当に
心から
それを望むなら
望まないものは
手に入らない
ある小さな王国にほんの少しお金持ちな家に生まれた女の子がおりました。
同じようにほんの少しお金持ちな友達とふざけあったり、
時には王国の王子様のご機嫌とりをしたり。
平凡な毎日の中、心からの親友も一人二人できました。
女の子は漠然とした幸せを抱えていました。
そんな頃、王国にぶかぶかのセーターとぼろぼろの靴を履いた男の子がやってきました。
男の子は旅の音楽家でした。
道端で音楽を奏でては、道行く人からのほんの少しの投げ銭で、生活を養っていました。
女の子は友達の家からの帰り道、聞いたこともない曲を聴きました。
異国の香り漂う、不思議なメロディーです。
ふと道の反対側を見ると、ぶかぶかの服を着た男の子が道端の岩に座り、見たこともない楽器を演奏していました。
女の子は最初は警戒したものの、その音楽が気になって、男の子のもとへ歩いて行きました。
君が好きなら
ぼくもきっと君が好きだ。
君が嫌いなら
ぼくも君を嫌いになれる。
そんくらい
ぼくたちは
かたちだけでできている。
わけわかんないくらい
心臓が痛い
でも
苦しいわけじゃなくて
辛いわけじゃなくて
泣きたくなるのも、嫌だからじゃなくて
ただあなたが好きだから
好きすぎるくらいに好きだから
恋の病に、薬は効かないの
あなたが好きと、気づいた時から
あなたしかこの目には映らなくなって
辛い時、隣にいて欲しいと願うのは
いつだって君でした
涙が溢れる日も
笑顔が溢れる日も
君と一緒にいたいって
思ったの
わけわかんないくらい
君が好き
夏が来る
風鈴に託した心が
あの人の縁側で揺れている
綺麗な音ねって
微笑んだあの人が眩しそうに
泳ぐ金魚を見上げている
嗚呼 夏が来る
床に縛られたあの人と
縄を断てない僕にも
ひりつくような夏が来る
面倒な関係
難しい話
詰まらない自分
1度全部外に置いて
目を閉じて
吸っては吐いて 深呼吸
次に目を開けた時には
ヘッドフォンと同化していないかな