私は抜け殻である
決して「人間」ではないのである
一丁前のふりをして 愛想笑いを振りまき 人を憎み 羨み 理不尽に嫌い
そんな私は抜け殻なのだ
虚に空いたその空間を 何かで一杯に満たしたいのだ
一人じゃないと信じたいのだ
「みんなといっしょ」がいいのだ その他大勢の一人として人混みに紛れていたいのだ
でも私は 「私」が「私」であることを埋もれさせたくはないのだ
捻くれて 傲慢で 我儘で 稚拙で 大嫌いな そんな私でもいいから
「私」は「私」でいたいのだ
目指す場所も無くただ叫ぶ 小さな埃のような私
「人間」とはなんなのだろう
ポロンとならしたギターの音。
それに合わせた僕の声。
誰かを想って作った誰かの唄。
ひどく寂しく、ひどく悲しくさせる。
君を想って流した涙も
君を想って零れた言葉も
青春なんて言葉できっと片付いてしまう。
僕の迷いも悩みも
君の不安も悲しみも
すれ違い、なんて一言で片付いてしまうなら
誰かを愛することに意味はあるのか?
先は見えない、気持ちも見えない。
今ある不安も、持ってた悩みも
大人になれないから、得られる痛みであって
思春期だけの特権だ。
一生懸命に生きなさい、僕らの人生はあまりに長くて、あまりに短い。
おんぷにのせた、僕らの想い。
それは何らかの嫉妬なのか
あなたに対して何も興味を持たなかったらなにも思わなかったであろう
そんなあなたに私は敬意を込めて言う
「あなたの事が大嫌いです」