ひとつへかたまってゆこうとする
じぶんのがんこさをほどきながら
ただのおもいでをふりかえってる
あこがれがなくなってしまって
まえまでのひびにぎゃくもどり
たしかにつかれるひびだったけど
まだないよりはましだったんだね
なにもかわらないぐちがかわらない
だんだんとつまんなくなっていくのは
あたまのなかがたんじゅんになるから
いつ「君」とであえるんだろう
ぼくはそんなにかるくはなれないよ
だれかがおもいというだろうけど
どうやってもちゃらくはなれないよ
あこがれがなくなってしまって
まえまでのひびがなつかしくなる
たしかにぜつぼうはなかったけど
まえにすすめるきぼうもなかったな
なんどめのこいだろう
なんどめのゆめだろう
すててきたぶんだけ
せめるこえもしなくなって
だれもあこがれないひびへ
君は覚えてる?
あの時私に言った言葉
美術の時
席が隣の君に言われたあの言葉
どういう経緯でその話題になったかは
今じゃ覚えてないんだなww
「もしもボッチになったらどうする?」
君は何げなく言ったんだと思う
「俺としゃべってればいいじゃん」
初めて頼もしく見えた君の背中
私の中の何かが動き出した