空を見上げると何とも言えない
色だった。ふと視線を下ろしても
そこにも同じ風景が
広がっている。アタシの心を
写してるみたいで
自分でも心が痛くなった。
好きだよって想っていても
君の元へは届かない
だけどもう恋をする余裕なんてない
でも、いま
好きって君が言ってくれたなら
苦しみから抜け出せるのかな?
君の見てる空は青いか、
君の見てる空は血の色か、
見方を変えてみるんじゃない
見えてる世界は初めから変わらないんだ
空の色を決めるのは君自身だ
いつかみんな同じ空の色だといえるといいな
憎しみ悲しみ苦しみ怒り嫉妬
すべて何らかの愛から始まった悲劇
愛が発端なら悲劇という言葉も間違いだね
僕は悲劇も愛と呼ぶよ
泣いていいかな?
相談して良いかな?
親友や友達にそういいたい
もう、そうじゃなきゃ
死にたいって気持ちから
抜け出せないよ。
死がどんだけ恐ろしいかくらい知ってるし
生きなきゃ行けないのも知ってる
だからこそ
死を意識しちゃうんだ
もうアタシはどうすれば良いの?
人間の生と死は表裏一体。でも、生から死への一方通行。
死から生へは戻れない。だから人は死を怖がる。
長い時間を過ごしていれば、悲しいこと、つらいこと、泣きたくなること、いっぱいある。
ここの生徒は多くが十代だろう。このごろ、平均寿命が八十歳を超えた。あと六、七十年、生きてみてもいいのではないだろうか。人生の中では、マイナスなこともある。でも、それ以上にプラスのことがあるはずだ。
生きる、ということは決して恥ずべきことではない。この世界に生を受けたという奇跡を楽しむべきではなかろうか。
逃げたいことからは逃げればいい。やりたいことをやればいい。それで怒られても、また明日はくる。
でも、人の生命を奪ってはいけない。他人の命も、もちろん自分の命も。
人生は、何が起こるかわからない。だから怖いし面白い。お先真っ暗?そんなはずはない。この世に生きている限り、一筋の光、ぼんやりした光、消えゆきそうな光…。どんな光でもあるはずだ。その光源に向かって進めば、未来は明るいはずだ。
だから、自分で命を絶って楽になろうという考えはしないでほしい。俺一人の力、文章じゃあ、力不足かもしれない。それでも、あと一日でも、と思ってくれる人がいれば、それ以上の喜びはない。
ニュースで学生の自殺者の報道を見ると、悲しくなってくる。あなたが死んだら、誰かが悲しむ。家族、友達、近所の人、全く関係のない人たちが。
人を悲しませるのは、人がすべきことじゃない。すべきなのは、生きること。