君に触れたい
その手に触れたい
その腕に抱き締められたい
その髪を撫でたい
君の
その心に触れたい
泣けるほどこんなに人を好きになって
苦しみも痛みも十分知ったはずなのに
一瞬の幸せが忘れられなくて
君からまだ離れられないよ
君が1番だよ
ずっと1番だよ
変わることはないよ
世界で1番
私の大好きな人
あなたの好きなものが
私の好きなものでありますように
私の嫌いなものが
あなたの嫌いなものでありますように
君に会えなくなっても
私が泣きませんように
だけど
私に会えなくなって
君が泣いてくれますように
君の人生の中で
私は思い出になれますように
私の人生の中で
君が悲しい思い出になりませんように
初めて君に好きだと言った人が
私で良かったと思ってくれますように
初めて君が好きだと言った人が
私で良かったと思ってくれますように
君は私をどう思っていますか
君の中に私はどれだけいられましたか
人を好きになるのも、嫌いになるのも君の勝手。
今を生きるのも、命を絶つのも君の勝手。
何かをするのも、しないのも君の勝手。
全部全部君の勝手。
それが満足な事と思うのも、不満に思うのも。
君に届かなかったこの声を
風邪引いちゃったんだよ
だから声が出なくてと
単純な言い訳だけで
誤魔化してみてさ
そうして君のことを
見くびっていたんだよ
この言葉にも気づかない
愚鈍な人間なのだと思って
人間にすら成れなかった
僕のこの悲惨な心の中
広がっていた憧憬は
君の一度の拒絶で
壊れてしまったんだ
届かなかった声がただ
玻璃の破片のように僕に
刺さって抜けなくなったよ
君の跡 傷の痕 僕の言葉が
もう言えない言葉が叫んだ
君の親友になりたかった
良い友達でいたかった
置いていかないでよ
独りにしないでよ
ただ君の記憶の中に
僕を良く刻んでおいて
いつか思い出してそっと
耳を澄ませば気づけるから
今日
明日
明後日
今日も私は私のままで
寝ても覚めてもかわりない
ホームで飛び込んだら、とか
授業がら抜け出したら、とか
でも何も出来ないから
今日も私は私のままで
しんどいけどそれが「私なり」なのかな。
「仕方ない」で済ませていいのかな。
なぜこんなことをしているのだろう、と
ふと思うことがある
こんなことしてなんの意味が有るのだろう
結論だの根拠だのとテーマを決めて
就職難、AIの発達、それにより将来なくなる仕事…
もう、めんどくさいよ。
お山の名前をいただいたって
私は私以外になれはしない
衣を替えて髪を結って
それでも私を捨て去れはしない
空いた腹の辛いこと
水に濡れれば寒いこと
焼く前の餅が固いこと
瑞原は何処までも広いこと
私を手放したつもりで
代わりに手に入れたつもりのものたち
衣と共にいつか置いていかねばならぬものたち
そんなことできる筈のなかったものたち
お山の名前をお返しても
私は私以外になれはしない
衣を着重ね髪を下ろして
それでも滲む私というもの
食事で満たせぬ飢えがあること
引き摺る裳裾の重いこと
冷え切った魚の固いこと
父のお宮は狭いこと
置いていけなかったものたちが
明るみに出したものたち
気付かぬふりで飲み込まねばならぬものたち
この身深くへ睡らせねばならぬものたち
ゲームばかりしてしまう俺が、嫌いで。
知ることが好きな俺が、結構好きで。
作り笑いで距離を保つ俺が、惨めで。
心から笑える俺が、楽しくて。
面白みのない俺が、残念で。
思わぬところで笑いをとる俺が、嬉しくて。
何もできない俺が、無様で。
そんなことを考える俺が、不思議で。