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ソーダ

一気飲みなんて突然どうしたの、

案の定 渋い顔
ころころと喉をならす君も
かわいい
と言ってしまう僕と違って
君は僕の全肯定なんてしないで、
そうじゃないも言ってくれるたいせつなひとなのです

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言い聞かせ

戦わなきゃ負けることはない
その代わり
打ち勝つこともない

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誕生

たかが365日のうちの1日。
俺も誰かも代わり映えのない日常を過ごす。
でも、あなたにとっては大切な1日。
あなたがこの世に生を受けてくれた日。

心から、おめでとう。
生まれてくれて、生きてくれて、ありがとう。

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9月の入り口。

飲む前 抑えて 気持ちも
溢れないように。
また、遊ぼう、
手を繋いで 歩いていた 橋の入り口
7月の向こう側。
2つの ビン。

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おかえりなさい

私の青春が動き出した日。
みんなの青春が思い出した日。
待っていた。
衝撃を受けたあの日から、

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冷蔵庫より

ガチャっ……ガタゴト……パタン

――結局ね、私と君が違うように

かたん……からんころん……

――愛って、人個人で定義が違うでしょ

プシュッ……コトコト…シュワァ……

――でも私にとってはもう、難しい定義なんてどうでもいいの

…………………………からん……

ん、サイダー飲む?



炎天下の下、炭酸がはじける

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supernova

割れ目を飛び越えて
瞳が一つになってしまっても

何も彫られていない石版を掲げて

傷だらけのくにで
けだものと呼ばれても

意味なんて飛び越して

貴方たちは戻ってきてくれたんだね

僕はクソ野郎で ひどいバカのまんまだけど
とてもうれしいよ

ありがとう、お帰りなさい

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夢は現実の中にある
現実から逃げるのは
夢から逃げるのと一緒だ

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理想

たくさんの理想を諦め続けて
背をむけて
踏みつけても
その理想を願ったことは、
希望への思いていうものはたとえかすかでも
消えない

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不思議

炭酸飲料なんか大嫌いだった
しゅわっとして、ただ甘いだけのあの味が

でも君が美味しそうに
冷えたサイダーを飲むから
僕はそれに影響されて
君の隣で冷えたサイダーを

何でだろう 嫌いなはずなのに
初めてサイダーをおいしく感じた

君は相変わらず美味しそうにサイダーを飲む
たぶん、僕は
その横顔が
好きだった
嫌いなものをおいしく感じたのも、
きっとその相乗効果だろう

そんなことなんて、君は気づかないだろう
僕は君に、
ひっそり惹かれていることに。