無くしたものばかり数えたって
過ぎ去った出来事を悔やんだって
失敗した事をいつまでも反省してたって
人はそれを成長とは呼ばないんだ。
でもそれは成長には不可欠なんだ。
上を向く必要は無い。さぁ前を向け。
走る必要は無い。たまには振り返ったって良いさ
休憩も必要さ。でもし過ぎは良くないさ。
前を向いて一歩踏み出そう。一歩ずつ。
ゆっくりで良いんだ。周りに合わせる必要は無い
君の歩幅で。君のリズムで。足音を鳴らそう。
君が歩んだその道を人は人生と呼ぶんだ。
その道の良し悪しを決めるのは
誰でもない君なんだ。
さぁ。一歩前へ。
打上花火が消えるよに
僕は死んでいくのかな
線香花火が落ちるよに
僕は死んでいくのかな
夜空に輝く星のよに
僕は生きていましたか
焼け焦げた戦場への鎮静の雨。
枯れ果てた空間への恵みの雨。
疲れた戦士たちへの癒しの雨。
乾ききったボクへの慰めの雨。
命果てた老体達への浄化の雨。
私たち生きる者への生命の雨。
雨は落ちた場で表情を変えて。
雨は僕らを静かにまた濡らす。
二年前
桜のように積み重なった君への想いは
昨日
波のように流そうした
明日
砂が2、3粒落ちてくる
一年後
君への想いが砂丘みたいにたまっている
二年後
砂を海に沈めてる
いつになったらちゃんと忘れられるかな。
「なんで学校に行った方が良いのか」
答えに困ったが1つだけ浮かんだ。
「この学校をもっと楽しむため」
やっぱりこれ。楽しくなきゃ意味ないし。
忘れたくないもの
君と見たもの
君と感じたこと
君のこと
君が好きだったこと
わずかな休み時間
ぼーっと空を見上げる
空を飛んでいく飛行機も
近くの自衛隊のヘリも
目には入らないや
たまに聞こえる特別な音
思わず目をむける
青い空に映える 白い機体
赤いラインがよく目立つね
頑張れ
たった1つの命を救うために
彼らは今日も空を飛ぶ
あの夜、君と見た星
あの夜、歌った歌
あの夜、君がいた夜
あの夜、君が教えてくれた星
君は星になった。
毎日、毎日にバツをつけていく
あの時のあの言葉、あの時のあの行動
ダメなとこばかり目立って、また、バツ
マルがつく日なんて永遠に来ないような気がして、辟易して、嘔吐して、オートマティック、なんて、嘘、うそ、ウソ
どんどんカタカナになる毎日は、やっぱバツ
夜、明かりを消して眠る。
すると、たちまち黒い影が見えてきて、私に遊ぼうと声をかける。
明かりをつけられて眠れない。
でも、私にとっては、この秘密の時間が好きだ。
遊び疲れて布団にもぐる。「おやすみ」。
朝、明かりをつけて目覚める。
すると、たちまち日が差し込んできて、私に働けと声をかける。
部屋は静かすぎて起きれない。
でも、私にとっては、みんなと一緒の貴重な時間だ。
でも、眠たい。体が重い。動かない。頭が痛い。
でも、働かなきゃ。怒られる。いじめられる。みんなと違うと変だから。
でも、でも、でも、でも…
気づいたら、夜。
『今日も一緒に遊ぼう?』
大っ嫌いなテストの日
ふと解答用紙から顔をあげたとき
右隣から視線を感じて。
ちらっと視線をずらすと
そこには君がいて
目が合うと慌てたように逸らした。
目が合うだけで嬉しくて
くしゃみをするタイミングがあっただけで運命なんか感じちゃって。
話をしているとき、同じことを言ったときなんか胸のドキドキが止まらなくて。
僕には見せない顔で他の人と話してると
ヤキモチやいちゃって。
笑顔がかっこよくて。
ミルクティが大好きで…
でも
チャイムの音で
突っ伏してた重い体を持ち上げて見た
右隣には
君はいないんだよね
雨を見るたび思い出すのは
雨の匂いが染み付いたあなた
傘は無機質だと意味のわからない言葉を残し
足音を雨粒に隠してどこかへ行った
私は全ての傘を捨てた
傘はすごく無機質だから