表示件数
0

LOST MEMORIES ⅢⅩⅣ

皿を受け取りながら聞く。
「何をしていたと思います?」
どうやら、質問に質問で返すのが彼の十八番らしい。
瑛瑠は、テーブルに置くと答える。
「家政婦。」
チャールズは笑う。
「そうかもしれませんね。」
そして結局教えてはくれない。
わかってはいるが、つかめない人チャールズである。
だから今は深く聞かない。カードはまだある。
「これ、家の人に渡してって。」
端に置いていた渡された手紙。
渡す間、ずっとチャールズの顔を見ていたのだが、
「ありがとうございます。何でしょうね。」
とだけ。
だから、
「鏑木先生に渡されたの。」
と言う。不思議そうなチャールズにおかしな点は見受けられない。いっそ、自然すぎて不自然なくらいに。
「……私の顔に、何か?」
問われ、諦める瑛瑠。チャールズが手に持っている、最後の料理を受け取った。
「何でもない。」

3

即興詩。

くもり空(まっ白な午前四時)、ひとり
crocsを引っかけて自動販売機まで
サイダーを買いに徒歩2分30秒
(ポケットの¥150がちゃらり)
ひかってる田んぼの緑藻類、
愛しいほどか弱いね、田植えがすんだ苗のこと

0

音楽雑誌を好きになった理由のひとつ

内省と吸収とアウトプット
誰かの吐露を 自分の声に

自問自答と自己解決
誰かの言葉で 自分の声を聞く

似ている人は どうしたって 引き寄せられる