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うたうたいの独り言

どうにもならないことばかりが気になる。

たら、れば、に理想はあっても

現実はない。

あんなことを言わなければ。

あそこでミスをしなかったら。

あのとき気がついていれば。

あいつの息の根を止めていたら。

仲間の言葉に耳を傾けていれば。

先生の話を聞いていたら。

君をもっと見ていれば。

彼女が今も生きていたら。

どんなに願おうが

この実情が変わることはない。

後悔の波を泳いでいても

悲劇のヒロインを気取っている

自己満足に過ぎないのかもしれない。

それが、わかっていながら

そう思うことを辞めないのは

今でも

違う明日が来ることを

信じているのかもしれない。

…なんて

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終わり

蝉が一斉に鳴きやんで

夕日が沈んで

最後の花火が夜空に消えて

貴方が手を振って消えて

一人になった

夏なんて嘘

終わったら虚しくて

寂しくて

追いかけたくて

やっぱり眩しくて



忘れ物してていいからさ

終わらないで。

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LOST MEMORIES CⅥⅩⅤ

「友達になろ!」
思いもよらぬところから飛んできたボールに、とっさの判断ができない瑛瑠。
「え、あ、あの、」
歌名といえば、顔を文字通り林檎のように真っ赤にして、弁解を始める。
「も、もー!こういうシナリオじゃなかったんだもん!」
そう言ったが最後、瑛瑠の言葉などお構いなしに、機関銃のように捲し立てて説明を追加していく歌名。
「こんな年になってまで友だちになろうとかほんと恥ずかしいことだし、そもそも友だちってこういうものでもないと思うけど、でも瑛瑠ちゃんに話しかけようとするとその場にはいっつも望がいるし、ほんとはもっと早い段階で仲良くなりたかったんだけどいつの間にか2週間たつし、瑛瑠ちゃん自体結構神出鬼没で――!」
「ま、待ってください!」
落ち着くよう促す。支離滅裂とは言わないにしても、逆接に逆接を重ねすぎてぐじゃぐじゃだ。
神出鬼没、そんな風に思われていたのか。
そうではなくて。
望のいるところに歌名がいたのではなく、望がいるときに居合わせてしまっていたということか。用があるのは望ではなく瑛瑠だった、と。
「今朝、邪魔しないでって言ってたのは……。」
まだ何か言いたげにしている歌名へ、引き継ぐように聞く。
歌名は目線を少し下げ、
「聞こえてたか。今日、いつもより早く出て瑛瑠ちゃんを捕まえようとしたのに、また望が来ちゃったから。」
恥ずかしくて、友だちになろうとか言えないじゃん……なんてぶつぶつと呟く。
「瑛瑠ちゃん、一線引いてるから、言わなきゃ伝わらないと思って。」
バツが悪そうに微笑む。
思い出す歌名とのシチュエーション。哀しそうに微笑ったのは、瑛瑠と望コンタクトに失敗したそれだったのかと腑に落ちる。
「私のこと、どこまで気付いてる?」
今度は瑛瑠が覗きこまれた。

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世界は

曖昧だ

全てのものが薄い何かに覆われてる

誰も本当の世界の姿なんて知らない

今見てる景色が本当の姿な証拠もどこにもない

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自己中心的な僕の自己中心的な言葉

誰も愛してくれないから

誰かに愛されたい

んだけど

そもそも人間を

好きなのに、嫌い?

何言ってんの、意味わかんない

これがあなたの言い分でしょうか

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誰も

私の欲しかった言葉なんてくれなかった
私の存在に気づいてなかった
仮面が取れなかった

でもね
私を引っ張りあげてくれて
仮面を優しく取ってくれて
大丈夫だよって言ってくれて
私を見てくれたのは
貴方だけだった

サヨナラなんて嫌なのに
いい子のフリして手を振るなんて
あぁばかみたい
でも涙なんて見せないよ
貴方は気づいてるんでしょ?

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夏が終わる

書き込み多数...!
ありがとうございます!
9月いっぱいは募集しておりますので、書いてみたいな、なんて方はぜひぜひお気軽にご参加ください!

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おはよう世界、

7時家を出ると外は少し肌寒くて慌てて上着を着る

8時半店を出て職場に向かうと外は少し暖かくて
しょうがないから上着を脱ぐ

19時半職場を出ると外は朝より肌寒くて
嬉しくなって上着を着る

窓から見える空とか
明らかに増えている落ち葉とか

嬉しくって少しはしゃぐ

だいすきな秋が来たよ
だいすきな秋が景色で、音で訪れを教えてくれる