表示件数
2

無題

世界を変えるような才能もセンスもない。現実は厳しく、ただ、うちひしがれていた。それでも、あのくらい日々は無駄ではなかった。大切なモノさえ持っていれば大丈夫。さぁ、飛び立つ準備を始めよう。つまらない未来なんか、吹っ飛ばせ。

0

蜘蛛

神々しい影が上に
光る一本の糸が垂れている
のぼってはみたけど
切れるかもしれないのに
ボクはぎゅっと握っていた
もう離すまいと握っていた

いつか自分で
切ってしまう日が
来ると分かっていても