どうすれば僕は僕の思いどおりに?
答えばかり 探していても
途中式も答えもなんにもなくて
なんであの子のすべてが羨ましいの?
心の目には 輝いてんのは
1ミリの僕と隣のあなた
まさにこの今しか映らないんだ
気づけば美化された暗い過去も
いつも不安定な僕は
いつも僕で
明日も僕で
くちびるのはしっこがきれたまま
いつまでもいつまでも治らない
夏を追いかけていたはずなのに
きづけば落ち葉を踏み鳴らすブーツ
ありきたりな愛のことばをあつめて
どこかでひろった音符をならべた
変わったね、ときみはいった
すこしさみしそうに笑っていた
うつくしくすきとおる夕焼けは
どこかせつなくて こころがふるえた
そんなうたをうたいたかった
うたっていたはずだったんだ
くちびるのはしっこがきれたまま
大声でさけんだら血があふれた
痛くてこわくて 口をつぐんだ
嫌われないように 目立たないように
雪が、降ってる。
街の灯りは、それで少し散乱していて、僕の視界をぼかしてくれた。
19時を過ぎたばかりの駅前は、学生や会社員が流れている。皆、暖かい家に早く帰りたそうだった。
そのまばらな人混みの中で、僕はずっと、君を探している。
君は、まだ来ない。
僕が座っているベンチの向かいには、綺麗に飾られたモミの木が、冷たく渇いた空気をいろどっている。それは、«僕以外の»全ての人のためだった。その隣には、幸せそうな笑顔で肉まんを分けあっているカップル。見たくはなかったが、どうしても視界に入ってくる。
マルボロの味に飽きた僕は、それを足で潰して
ベンチを立った。無精髭で汚れた僕の顔を、カップルが嫌な横眼で眺めた。でも、別にどうでもいい。
どうでもいいんだよ
僕にはもう、失うものはないんだから。
告白された日の翌日、それは土曜日、つまり昨日は金曜だったのだ。あの後の事を簡単に説明すると...
「あらあらなんか女の子が、泣いてたけどなんか知ってるかしら?」保険室の割と若めの先生一応年齢は言わないが…
「さぁ?」これが僕の今の精一杯の返事。保険室の先生に挨拶をしてから僕はその場を去った。お昼休み、ご飯を食べて友達とも何気ない話をした。バスケ部にいって練習して、スタメン決めて選ばれて…帰り暗くなったのにもかかわらずコンビニに寄り道して肉まん食って。。。友達と別れて家についてご飯を食べて風呂に入ってホームワークと勉強してゲームして、、、
普通に過ごした。だけど彼女の言葉と野々山さんの言葉が頭にはいりっぱなしで、、、バスケの先輩からは今日よかったって言われても嬉しくないスタメンに入れても不思議な気持ちこの気持ちを誰かにぶつけたい。
てテロン!とスマホがなった。彼女からだ。僕を思わず目を見開きすぐに彼女からチャットを読んだ「君いつも以上にぼーっとしてたよ笑」
なんで?知ってるのだろう。でもそんなことは関係ないこの思いぶつけたいのは
彼女だけなんだ、、、!
なぜ?わかんない。直感的に?そうだよ。他にも友達いるでしょう?彼女は友達であって違うんだ。
自分との質問の答え合せのような気持ちになり、体の中が熱くなる。彼女に話さなきゃ
そう思い僕はスマホを打ち始めた。
なんでわざわざメールしたの?わかんないよ?しなくても良かったんじゃない?かもね。でもね、、でも?これじゃこの恋実らなくても後悔しないように。
彼は好きじゃないかもよ?そうだよ。でも本能的に彼に惹かれたよ。
私の中の質問回答ばっかの世界は彼で満たされていきそうだ