さ、準備はこのくらいにして
そろそろやめよう
君が死にたいと泣いても
僕は何も出来ないし
誰かが欲しがる命を君が捨てようと
それが君の命なら好きにすればいい。
さ、時間は止まったりしないし
ゴロゴロしてよう
君がやりたいこと
なんだってやればいい
誰かがかっこ悪いと言っても
それが君の命なら好きにすればいい
君がやりたいこと
我慢するのもいいけど
昨日の君より少し、君乗り過ごして
知らないふりで
さ、人生は旅なんかじゃない
ゆっくり歩こう
君がやりたいこと
我慢する必要なんてない
大人がやめなさいと言っても
誰かが君をバカにしても
神なんかに背いてしまっても
それが君の命なら好きにすればいい
あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者があれほど生きたいと願った明日。
ずっと子どもでいたい
ずっとこの時を過ごしていたい
ずっとずっと…
「ずっと」はいつまでも夢で
「夢」はいつだって叶わない
それが分かっているのに夢を見る僕を
君は愚かと笑うかもしれないけれど。
夢は叶えたら夢じゃなくなるんだよ
「ずっと」だって「絶対」だって。
叶えてみせるから。
だから僕は
ずっと君のそばで絶対に止まらない時を
過ごしていたい。
月明かりに照らされたある夜のこと。
僕は仲間達が寝しづまっているキャラバンから抜けだし、しばらく歩いたところで振り返った。
もう戻らない。
頰が涙で濡れていた。
厳しくされることもあった。
楽しく笑いあったこともあった。
「今までありがとう、みんな」
僕はまた歩きだす。
新たな次の夢に向かって。
冬の匂いがして 木枯らし吹いて 人恋しい夜
一つ下のあなたはまだ戦っている
私があげた赤本を解いてくれているでしょうか
桜の花を挟んだ栞に気づいているでしょうか
東京で待っています