「私と英人さんで先に話のすりあわせをしていたこともあり、ふたりで出した仮説なのですが、」
ちらっと隣の英人を見ると、頷いてくれた。それを確認した瑛瑠は、背中を押されるように言葉を紡ぐ。
「この前も話したように、何らかのプロジェクトの一環、またはその延長ではないかという結論に至りました。
ここに至るまでの思考の過程のして、ふたりにきいておいてもらいたい話があります。」
瑛瑠が見た夢の話。もう、完全に覚えていない。ノートに書いてあることが、瑛瑠の今話せるすべて。やっぱりかと思うも、思わず苦笑いがこぼれる。
3人は黙って瑛瑠の話を待つ。もちろん、英人は知っているけれど。
「夢を見たんです。」
歌名と望の目は至って真剣で、英人に話したときと重なる。
夢という言葉に拍子抜けするような仲間でなくて良かったという思いが胸を掠めた。
雪のなか、まだ幼い自分が母と神殿へ行ったこと。そして、そこで起きたことやエルーナとの出会い、会話内容をすべて伝え、締めくくる。
「これが、たぶん実際にあった出来事の夢なんです。」
瑛瑠の引っ掛かるもの言いに気が付かないふたりではない。
「たぶんってことは、覚えていないってこと?」
優しく問いかける歌名に、瑛瑠は困ったように微笑んだ。
『今・響・8(八)・音』の言葉を入れて30文字以内のスローガン?みたいなのを作ってほしいです!!今日中におねがいします!
例 今このとき8人の音が1つになる
↑みたいなのです!
作ったらレスでおねがいします!
「甘いの好きですか?」
『嫌いじゃないよ』
「カップケーキ作ったから食べない?」
『お言葉に甘えて』
『いただきます。』
『おいしい...!』
「良かった...。!」
「ハッピーバレンタイン。」
「...好きです」
普段はロングヘアの君が
髪をまとめていた
後れ毛と項も、素敵に見えたけど
笑顔を見せる度に揺れた、
大ぶりのエメラルドグリーンのイヤリングが
妙に僕を動かさせた
『きれいだ。』
そんなことを思っていたら、
目が合って、赤面。
ほら、また、あのイヤリングが
ゆれた。
僕はよく腹黒いなんて言われる。
でも、本当に腹黒かったら、君みたいな優しい女の子好きにならないと思う。
僕の目の前には、コーヒーがある。
君の目の前には、ホットミルクがある。
僕らの目の前にある飲み物は、それぞれの色を表しているみたいで。正反対だなって思う。
でも、2つを合わせたら、カフェオレができる。
意外と相性いいかもなぁ
君と僕。
また、一緒にコーヒーが飲みたい。
気がついたら言っていた。
「またコーヒー一緒に飲もう!」
驚いた様子だったけど君はすぐに
いいよ、って笑ってくれた。
ああ、また好きになっちゃうよ
いつか一緒にカフェオレ飲めるかな?
でも、今は君といる時間が最高で、満たされた気分になる。
そう思ってコーヒーを飲んだ。
これはまだ、僕の恋が成就する前の話。