ジュリアが少し拒む姿勢でいることは、瑛瑠にもわかった。
たぶん、それ自体が誤解の現れだろうと思いながら、瑛瑠は続ける。
「ジュリアさん、私のこと、救ってくださって、ありがとうございました。」
ひとつお辞儀をして頭をあげると、そこには呆けた表情のジュリアがいる。
「どういうこと?」
「ですから、誤解しているんです。」
横やりをいれてきたのはチャールズ。
ジュリアは真っ直ぐに瑛瑠を見つめてきた。
「キミは、ジュリアのこと怒ってるんじゃないの?」
思いもかけない言葉に、今度は瑛瑠が呆けてしまう。
感謝こそすれ、怒る理由は思い当たらない。
瑛瑠はチャールズに助けを求めるも、困ったように、本当に困ったように微笑むだけ。
「……なぜ?」
「だってキミは、ジュリアのせいで記憶を失ったんだから。」
天変地異ってRADっぽい
とか言われちゃったら
無視して無理して
あなたの煙吸って
噎せてるみたいにかき消したい
私、煙草の香り嫌いなの。
だって大人だけの特権でしょう
スーツを着て煙草を吸うなんて
ずるいでしょう
ねぇ、もう煙草はやめにして
私、貴方の香りに包まれたい。
夜道を歩け
ちょっとだけ
この世界みぃつけた
腐った身体が星になる瞬間
あはん、人間なんてどこにもいないんだよ
って
得意げに上顎あげて
さぁ風呂だ、フロ