耳をすましてみて。
銃声が聴こえるでしょう?
この銃声の意味があなたに届いたなら、
きっと
忘れちゃえばいい
逃げちゃえばいい
忘れる事は
逃げる事は
負けじゃない
ただリセットするだけの話なのだから
今でも友達、先生からの手紙が机の中にしまわれている。
あのときには理解できていなかったことも、今は分かる。
全部、わたしの心のお守りです。
真っ赤な口紅に込められた君の気持ち
分からないふりをしてた僕をにらんだ
君の頬を流れる涙が
その形の良い唇に乗っかっていた
口紅を流した
僕は好きだった
さよなら
観覧車が回りきった世界なら
夕焼けも美しく見えるかと
ありもしない期待を抱いて
冷たい眠りに今日も落ちた
脳裏に焼きついたオレンジを
リフレインしては怖くなった
馬鹿みたいだよね、わかってる
わかってるよ
掴んだ星は見間違いで
涙は誰にも届かない
もうすべてが怖かった僕を
聞こえてると言った君が
君が夜に連れ去った
僕たちだけが知ってたメロディ
荒廃した砂漠に落とした歌
どうかこのまま秘密にして
割れそうな日々の箱舟が
吐息で沈んでしまわぬよう
藍色に満ちた酸素を吸って
僕のわがままを聞いてくれるかい
夜が明ける前にどうか
愛してるとキスをして
それだけで僕はそれだけで
眩しい朝を生きられる
もうすぐ、もうすぐ
遠い白を瞳に映した
君と終わってもいいかと思った
手を放せば呆気なく
夢は夜に溶かしたまま
曖昧になって消えてった
もう星は輝かない
君の声が響かない
ああ君は笑ってたかな
六等星に埋没して
思い出すことはないけれど
紡いだ言葉がたしかにある
間違いでも嘘でもよかったよ
愛してくれてありがとう
初めてラジオを聴いた日
恋をした日
しんどくて前を見失った日
音楽に衝撃を受けた日
いじめられてぐちゃぐちゃになった日
黒板の言葉が私に向かって語りかけてくれた日
学校に行くのをやめようとした日
息が苦しくなった日
初めて尊敬する人ができた日
「あいつ(ばい菌)が聴いてるから」という理由で自分の好きな音楽と私の人格を否定された日
勉強についていけずに涙をこぼした日
沢山の苦難を乗り越えてきた。
そんな自分だからこそ、今言えることがある。
何一つ、無駄なものはない
辛いことも、楽しいことも
どれか一つでも欠けたら今の自分にはなってない
これは、奇跡
さぁ、軌跡を辿れ。今が輝石だ。
そしてこれからも。
美しい蕾を開くのだ。
私は、ここでは止まらない。
必ず、前を向く。
全ての、夢を叶える。