無理だ
あなたを焦らそうとして
既読をつけなくても
それは
1日も続かない
だめだ
中身が見たくて仕方ない
「またね」と言ったその先を
あえて言わない、優しさが痛い
あなたの見送るその目には
静かな寂しさ、聞こえない声
何もできない、でも、何かしなくちゃ
それらが全て、足かせだったと気付いたよ
この世の全てを壊してしまえば
どんなに楽か、どんなに幸いか
それでも壊さず受け入れなければいけない
この世の全てを恨んでしまっても
何も変わらない、何も進まない
それでもこの世で生きていかなくちゃいけない
この理不尽で矛盾だらけの世界で
あなたに出会えたこの世界で
明日の予定何も無いから、連絡来ないかな?
...なんてね、
期待したい自分がいた。
神様どうかこれでお仕舞いにして
夜空は雨粒をこれでもかというほどに吸い込む
あなたは星屑を落としていった
ひとつふたつみっつ
音も立てずに
よっついつつむっつ
玉響の夢を残して消えてしまった
儚ささえも感じさせないうちに
涙さえも流させぬうちに
灰左様なら
あなたは何処へゆくのですか
どうか私も連れて行ってはくれませんか
もうじき夜が明けてしまうのです
どうかどうか私を匿っていただけませんか
星に願いを 空に涙を
あなたを想い 自分を嫌い
独り闇の中 うずくまる
星に想いを 空に声を
あなたを嫌い 自分を憎み
独りで歩く けものみち
貴方と聴いてたあの歌を
貴方が好きだったあの歌を
イヤホン半分こにして聴いてたあの歌を
未だに聴いてることが
気持ち悪いだなんて思っちゃって
少ししんどい高音を貴方は
簡単に繊細に歌っていた
未だに想っていることが
気持ち悪いだなんて分かってる
少ししんどくなった時は
大好きなこの歌を口ずさむ
怖いのは嫌だ。
痛いのも嫌だ。
苦しいのも嫌だ。
嫌だ。嫌だ。嫌だ。
もしも、この世に生きた証があるとして。
もしも、それを消し去ったとしたら。
僕はいなかったことになるだろうか。
僕は、僕の存在は、楽に消えるだろうか。
僕は、僕じゃないナニカになれるだろうか。