五月蝿い鐘の音が鳴って
遮断機が降りてゆく君と僕を隔てて
君は気付かない俯いて何を見ているの
僕には気付かずに
風が目の前を通り抜ける
視界を阻む
嗚呼この障害物が行ってしまえば
僕はようやく君に触れられるの
邪魔、邪魔
風船が手を通り抜けふわりふわり
女の子が泣き出した
邪魔、邪魔
静寂に瞼を開く
誰も邪魔はしない
何も邪魔はしない
きれいに焼けた夕日のしたに
君はもういない
オータロー「あああああクッソ!やってやろうじゃないかぁあ!行くぞ!」
キタ「おお行ってらっしゃい」
ラモス「おい、早くあっちに知らせろよ…ってかどうやって知らせんだ?LINE?」
キタ「いや、可視化でチャチャに『通り魔発見』っていう文字情報と僕らの居場所を見せて来てもらう」
ラモス「あんたホント万能だよな……」
キタ「さて、連絡も終わったし、オータロー氏と通り魔の戦いを観戦してますか」
ラモス「不謹慎だなぁオイ」
キタ「おお避けた避けた。あの一撃避けたのは良いぞ」
ラモス「あいつの能力の範囲に『回避』が入ってなかったら詰みだったんじゃね、これ?」
キタ「そうかもね…て何今の動き!?」
ラモス「は!?何だ今の!回転斬り!?格ゲーのコマンドでしか見たこと無ぇーぞ!」
キタ「いやーすごいねー。あ、あの通り魔出刃包丁も持ってる」
ラモス「出刃なのか。てかあの長いの何?」
キタ「ノコギリでしょ?」
ラモス「長っ」
・
・
・
ラモス「もう3分になるぞ。けどあの通り魔すげーな。身体強化の類か?」
キタ「いや、能力の影響を可視化してみたけど、身体には影響してないよ。ノコギリと包丁にだけだ」
ラモス「じゃあ刃物を操作するとか?」
キタ「何その念力の完全下位互換。作者がそんなありきたりな能力考えるわけ無いじゃん?」
ラモス「メタ禁止。……ってあれ?通り魔どこ消えた?」
キタ「おお。やっと彼らが来たか。少し時間がかかったね」
ゆふやけを眺めると
詩をいつぷく、なんてね
云ふなれば暮れゆくあをに
・・・・・・・・
毒されてしまつたのだよ
手を出したんだから
気づかないふりしてもいいけど
そっと手を繋いでよ
たくさん欲張りのわたしの
手を離さないで
「あい」は二乗すると-1になるとする。
先人は求めることの出来なかった
二乗すると「マイナス」になるそれを
「あい」とすることに決めたんだって。
ただ「あい」は1つではただの「あい」
お互いがお互いに乗りあって
別のひとつになることで「あい」は「マイナス」になるの。
僕はさ
「あい」²が「マイナス」じゃなかったらどれほどいいかと思うんだ。
だって二乗って1番多い感じがするじゃない?
それなのにマイナスなんて肩透かしさ。
でも「あい」は多すぎると「マイナス」になってしまうってことなんだろうね。
「あい」²は残念ながら-1のままだ。
だからね
「あい」+「あい」=「2あい」
でいたいと思うの。
2つで寄り添いあってさ。
だから僕は決めたよ。
「あい」+「あい」=「2あい」
そんな「あい」でいようって。
乗り上げて別のひとつになるんじゃなくて
寄り添えるあったかい「あい」でいようってね。
真っ暗な闇のなかであなたの体温を感じて
私が今まで寂しかったのは
ただ誰かに愛されたかったからなんだ知った
お久しぶりですそしてただいま。「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の作者です。予告通り、定期テストが終了したのでここに帰ってきました。「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は今日22時台に再開です。「えーと、何の話?」って方は、ぼくの過去のポエム掲示板の書き込みとかを見れば分かると思います。休載前最後のエピソードは、「3.セイレーン ⑲(書き込みでは⑱になってるけど打ちミスですごめんなさい)」だったので、今日書くのは「⑳」です。
皆さん(?)、3週間近くお待たせしました。”彼ら”の物語、もうすぐ再開です。
もし。
私が貴方を想うことで、貴方が私を夢に見るのなら。
貴方を想うことは、金輪際止めにしましょう。
貴方は私が嫌いなようですから。
……ところで今日は、月が綺麗ですね。
喉の奥に差し込んだ痛みは
あなたが私に吐くはずだった溜息
全て飲み込んだら、また、戻れるよね